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Photo by
pupu_to_maru
【陽だまり日記】適温メーカー、湯たんぽさん
1月も下旬に差し掛かった。
暖冬と言われる昨今でも、夜、そして明け方は底冷えする。
私は、それはそれは冷え性なので、夜眠るときには既に足の爪先が冷え切っている。
そのため、普段は湯たんぽを使っている。
だけれど、
「今すぐにでも眠ってしまいたい。」
「今からお湯を沸かして湯たんぽに詰めるなんて……無理です。」
そんな時には、お手軽に電気毛布を使用してしまう。
電気毛布、大変便利である。
コンセントに繋いでスイッチを入れて、温度の切り替えをするだけ。
すぐにぬくぬくと温まる布団に潜り込める。
なのに、これが思うように使いこなせない。
ある時は汗びっしょりで目が覚め、肌着を着替え直す羽目になる。
ならば温度を下げてしまえと思い切ると、今度は震えながら目が覚める。
極めつけは、何となく温かさの心地が難しく、逆になかなか寝付けない。
散々である。
お陰さまで、本日は寝不足で体の重い1日となってしまった。
まさに、本末転倒。
今夜は、今すぐ眠りたい気分だけれど、さすがに、今夜こそはゆっくりと眠りたい。
なので、現在、しぶしぶとフラフラと薬缶でお湯を沸かしている。
歯磨きをしつつ、くわわ、と欠伸をする。
最近は、何だか仕事の悩み事も尽きないのでお疲れ気味。
クツクツと音を立て始めた薬缶に、早送りの気分、ちょっと火力を強めてみたりする。
やがて火を止めて、とぽぽ、と湯たんぽの容器に熱湯を注いでゆく。
まずは1週間乗り切った自分を否定せずに、今日は何も考えずに眠ってしまおう。
たぷたぷ柔らかい温かさの湯たんぽを抱きしめて、布団に潜り込む。
やあやあ、良い夜だね。
うんうん、頑張ったよね。
おつかれさま、みなさんもおつかれさま。
おやすみなさい、グッドナイト。