英語を学ぶ目的は?
英語を学ぶ目的は?
「英語が話せるようになりたい」
という人は多く、かくいう幼いころの私もそうでした。
私が英語に興味を持ったのはいつのことだったのか、そしてなぜ興味を持ったのか。
はっきりとは覚えていないのですが、幼少期だったのではないかと思います。
英語という言語が持つ「音」に興味を持ったのが始まりです。日本語にはない音を聞き、あんな言葉を使ってみたい,いや、あの音を出してみたいというのがきっかけだったかもしれません。
そして今も忘れはしない、今をさかのぼること ン十年前の小学校1年の時のこと。
自分の住む町に、ネイティブスピーカーが教えてくれる「英会話教室」なるものができた!と聞き、親に頼み込んで入学させてもらいました。今でこそ近所には欧米人がたくさん住んでいますが、その当時、近所で金髪青い目の人が歩いていたら目立って、みんな目で追ってしまうほどだったのです。そんな先生が教えてくれる英語教室ですって?私はもう興味津々。
初めてのレッスンの日。期待と不安でドキドキしながら先生を待っていると・・・
「ドン!」という大きなドアにぶつかる音とともに入ってきたのは・・・・
ひーっ大男!でかっ!(って子供の私は思ってしまった笑)
縦に横に大きな西洋人が!ドアにまともに入れず、体をかがめて入って来た!!
途端、その先生は、にこりともせず、端に座る女の子に何か早口で(かどうか今となってはわかりませんが)話しかけました。凍り付く教室・・・・・・・
あの先生、お、怒ってんのか?なんだ?わ、わからん!!笑
おびえる子供たちの顔が今も目に焼き付いています。
すると、教室真ん中あたりにふんぞり返って座る男の子が「名前!名前聞かれてるよ!」と。
先生に聞かれた女の子は慌てて、蚊の鳴くような小さな声で
「な、なみこ」
と答えました(あまりに印象的だったため、彼女の名前さえはっきり覚えてるという笑)
すると先生、声は聞こえないし、日本名は聞き取れないしで、ヒジョーに怒ったような困ったような顔で何度も女の子に詰め寄る。聞き返されるたびに委縮して声が小さくなる女の子。緊迫する教室・・・つらい、つらすぎるこの静寂・・・・
すると先生、挙句の果てに
「〇✖△%&??? ニャミィキョ~~!!?」
もう私からすると、恐怖でしかないのですね。
どうしよう!!
あの先生が私のところに次は来る!来てしまう!
来るっ
きっとくるっ
(ってサダコじゃないだから苦笑)
心臓の音がバクバク。
どうしよう!
私の名前もあんなひどいことになる!
しかし!数人そんなことを繰り返した結果、先生は私の名前を聞き取りに来る前に、とうとう私たちの日本名を発音するのをあきらめ、全員に英語名をつけて回ってしまった。。。。
こんな平たい顔族の我々に「フィリップ」だの「ポール」だの「ステフ」だのいろいろ命名していました。一人の女の子に「Laura」とつけていたのですが、、、当時の私にはそれが「ローバ」にしか聞こえず、
「ああ、なんて残酷な。あんなかわいい女の子に“老婆”だなんて」
と心で涙したこともはっきりと覚えています笑
まあそのあたりは致し方なし。。
命名式が終わると、すぐに本日の授業が始まりました。
しかし!
何言ってるかわからなーい!とみんな半泣き・・・・だったかどうか忘れましたが、先生が何か言う度にさきほどの男の子がすべて同時通訳してくれ、なんとか急場をしのぐ子供たち・・・・という授業が展開されていきました。
しかし!
私はそんな授業が、いや、毎回何言われてるかさっぱりわからない英語のレッスンがほとほと嫌になり、毎回その同時通訳男子(?今考えれば、一人発音も違って帰国子女だったようですが)に頼りっぱなしの情けない自分にも腹を立て・・・・
半年でやめてしまったのです。
そしてその結果
親には鬼のように叱られ
志半ばでその場から逃げてしまった自分が情けなくなり・・・
それが自分の原動力となり、中学からは英語だけはしっかり勉強したのです。
あの時、もっと楽しく英語が学べたら。
もっと頑張った先が見えていたら。
私だって楽しく、しっかり英語をスタートさせることができたのに。
そんな昔の自分を繰り返したくないがために、私は自分が英語を人に教えるときには、英語を好きになってもらえるような工夫をしています。その工夫の一つが私の描くイラストでもあります。
皆さんに英語を好きになってもらいたい。だって英語も、その音も、私は好きなんですもの。
それが私の英語を学び続ける理由でもあり、ねらいでもあります。
はい、長くなりましたが、今回の英単語は
「ねらう」
aim
「目指す」とも訳されます。
Aim A at B
でもって、
「AをBに向ける」
という意味になります。
名詞として使用する場合は「目的」「意図」
で、同意語=purpose,intention がありますので、一緒に覚えてしまいましょう!
では本日はここまで。
また遊びに来てくださいねー!
以上 Nyao先生でした。