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英語で”褒めて”訪れる変化

朝アップしたんですが、イラスト入れるのすっかり忘れていたので再アップです(汗)

褒めるイコール

そのものの価値を見いだし、認めること。

前回子供のやる気スイッチを押すには

褒める

ことが大切ですよ!とお話をしました。

今回はその褒めることで起きた実例をお話しさせてください。


数年前とある公立小学校で教えていた時のこと。

その小学校にいわゆる「学級崩壊」を絵に描いたような一クラスがありました。

授業の間中,隣の子にちょっかい出したり、先生にヤジを飛ばす一番の問題児Aくんを筆頭に、はさみ片手にずっと何かを切り刻む男子やら、何かに気をとられて歩き回ってしまう子。
そし教室の後方には死んだ魚のような目をした生徒たちがたくさん無言で座っている・・・そのクラスを何とかしようと、担任の先生の他に担任補助の教員、保護者が2名補助で入っている・・・・ちょっと想像してみてください。そんな中で、いきなり入っていって「OK let’s get started!」とか妙なテンションで英語活動をやらねばならない人がいるっていう場面を。。。。

もう正直

毎回泣きそうになってました 実際。

ゲームをやろうにも

子供たちの目は死んでるし。

そんなある日のこと。

次の授業の合間に職員室へ戻ると、例の問題児Aくんが校長先生と何やら深刻な様子で話をしているところに遭遇。

あらー、Aくんまた 何かやらかしたか??

近くを通るとAくんの、ぼそぼそとした話し声が聞こえてきた。

Aくん「どうせだめだよ。親なんか見に来てくれないよ。忙しいって言うもん。だから俺もいかないよ」

すると校長先生
「いや、そんな遠い場所じゃないし。見に来てって言えばいいよ。○○小学校に君に絵が飾られているんだから」

話をきけば、どうもAくんの絵が、学校代表として近隣の小学校で行われている区の作品展に飾られているのだとか。すごいことではないですか。

それを聞いていた私は思わず話に割って入ってしまったのです。

Nyao先生「Aくん、すごいね!本当に素晴らしいことだよ。学校代表なんて、一生のうちに何度もあることではないよ。それはちゃんと親御さんに言わなきゃ。保護者の方も誇らしいと思うよ!ぜったい行くべきだよ!」

その後もA君はもじもじしながら、「えー、でも~」など言っていましたが、校長先生も私もずっと「いや、それはすごいことなんだよ」と言い続けました。

そんなことをしているうちに休み時間は終わり、次の授業へ行かなければならなかったのですが、その次の授業こそ、そのAくんの崩壊クラス・・・また苦痛な時間がやってきた・・・と思った矢先、

それまで下を向いてもじもじしていたAくんが、一転。急に顔を上げて私に声をかけてきました。


「Nyao先生、次、俺のクラスでしょ? 先生、荷物、持って行くよ!」

もう、驚愕ですよ。

それまでいくら言っても英語のリピートもせず、ふてくされていたAくんが、私に声などかけてきたことすらなかったあのAくんが、私に

「荷物持って行ってやるよ!」

だとーーー?

あまりのことに、「あ、ありがと」と戸惑う私を尻目に、Aくんは楽しそうに私の教材を手に教室へ。

そして、教室へはいると、いつものように席につかず、うろうろしている子供たちに向かい大声で一喝。


「おい!英語だぞ!席座れよ!」

えええええーーー!

その後の授業でも一番大きな声でリピートしたり、ゲームのデモンストレーションまで

「はいはい!俺!俺がやる!」


とやってくれたAくん

もう本当にびっくりした私でしたが、そのときに私は

人を褒めてあげることイコールその存在を認めてあげること

というその意義を発見したのです。

ふてくされている子が私たちに訴えているのは

「自分のことを見てほしい」

というサインだったのかもしれないと思うのです。

もっと大人にこっちを見てほしい。

存在を認めてほしい。

その裏返しが「反抗」という言動になっているとしたら、あまりにも悲しい。

英語って、日本語よりも褒め言葉の数が多いと聞いたことがあります。

だからせめて英語の時間だけは、その子の価値を認めてあげる言葉かけをたくさんしてあげようと思っています。

そんな英語の授業ならば輝けるという子供もいるのです。

英語がサバイバル並に必要ではない現在の日本だからこそ、幼少期から英語を学ばせていくにはそれなりの工夫と、先生との信頼関係が必要になります。


「英語が運用できるか否か」は今後の日本では本当に重要になってくるでしょう。
それ以前に英語を嫌いにならないでほしいと願っています。

頭も心も柔軟なうちに!

とにかく席に座っていられず、英語の時間もとにかくキョロキョロ、わざと叱られるようなことをする。彼の一人のために授業は進まない。

そして彼は叱られる。

授業は中断される。

そのスパイラル。

でも、何かしたら叱るのではなく、逆に褒めてみる。
ちょっとリピートできたら褒めてあげる。声を出してみるだけでもGood job!
それだけで、どんどんその子はよくなっていきます。

また、何か問題を起こす子供は、その裏に必ずなんらかの理由があります。

その理由を見つけてあげる。

集中できない子には、それなりの理由があります。もっと気になることが教室にあるのかも。


椅子に座れない子供たちであれば、
椅子が、その子にとって座り心地わるいのかも?


それとも、その授業自体が,彼らにとって興味の持てない内容なのかも?

じゃあ、興味の持てる内容にしてみる。

もしくは集中できるように展開を早くする、とか。

大学の授業でも、学生が寝てしまうこと、ありますよね。

(いや、私自身も学生時代は寝てたこと、何度もあります笑)

でも、教員からすると凹むのですよ。教壇ってよく見えますからねー笑

「学生が寝てしまうには理由があります、半分は教員のせいです。」

と以前上司である教授から言われ、はっとしたことがあります。

だとすれば、その学生や子供にばかり原因があるのではなく、


教える側にも問題がある、

そう考えれば状況は変化する訳です。

相手を変えたいなら、まずは自分が変わればいい。

人に教えることって、実は自分を育てることなのだといつも気づかされている今日この頃です。

で、本日は褒めることでの変化をお話したので、今日の単語はその変化や多様性を表す

variety

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a variety of 

でもって さまざまな という意味

a variety of A

さまざまなA

ということで、さまざまなAさんがいますね笑


最後までお付き合いくださった方いるのかな。ありがとうございました!

では皆様来週また一週間がんばりましょう!

以上Nyao先生でした

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