
結婚とか出産、焦ってないのに周りに焦ってると思われるの、めっちゃいやじゃない?
大学時代のマブダチと久々に通話した
周りが結婚やら出産で騒ぐ中、私たちはどちらも結婚していない
このマブダチとは大学で出会ったのだけれどお互いのマインドの方向性が同じすぎて一気に仲良くなって卒業してからも常に連絡を取りあっていて気が向いたら電話する
「会いたいね🥹」なんていう上辺の友達とは違う
いまなにしてんの?ひまなの?電話していい?みたいに突然電話したりする
1時間くらい取り留めのないことをだらだらと、でも話は止まんなくて
てかさ、それで、てかさ、ねえきいて、の繰り返し
会話のキャッチボールなんて存在してない
お互いにボールを投げっぱなしだ
「最近さー、みんなInstagramの投稿、結婚とかベイビーとかばっかじゃない?それは別にどうでもいいんだけどさー、焦ってもないのに周りに焦ってると思われるのめっちゃ嫌じゃない?」「分かる」
私は食い気味にいった「分かる」
大学時代、私たちの口癖は結婚したい。だった
縁結びとか子宝に恵まれると言われる神社にやたらめったらお参りして口を開けば結婚したい、子供欲しい、養われたい、だった
あのころの私達は周りが引くほど生き急いでいた
大学生といえばサークル活動とか就活とか、大学生らしいものに奔走されるのが普通(?)なのに私たちが神様にお願いする事といえば就職よりも嫁ぎ先だった
「ウチらさ、大学ん時に生き急ぎ過ぎてたからさ、もう結婚とかで焦るとかないよね、その時期もう過ぎたよね」「分かる」
いや時期が過ぎたってなに?って言われそうだけど私たちの結婚欲ピークはもうとっくに過ぎていて、叶えることが出来なかった夢として風化して現在進行形のトレンドといえば貯金とか仕事辞めたいとか、そもそもの私たちの言い訳はコロナで卒業式してないから大学4年の気分で時止まってるんだよね〜、だ
私たちの卒業式は絶賛コロナ禍で袴を選んだのにも関わらず中止になった
卒業証書が実家に送られてくるだけという質素な感じで終わった学生生活
卒業に実感が湧かないのは当たり前だと思う
そんなんだから私らはずっと気分が大学生で自分が全然子供すぎて子育てをするなんて絶対無理だし結婚するより友達同士ではしゃいでいたいのだ
それでも歳は確実に過ぎていて、周りの友人は結婚に関する悩みを抱えていたりする
正直結婚に関する悩みなんてメガトン級に重くて聞いているだけで胃もたれする
同意出来る感情がそこにはなくて頭の中を通過して消えていく
私とマブはそんなふうに生きているのに職場で上司に結婚しないの?とか言われてしまうとウチらは頭を抱えるのだ
別に1ミリもそんなこと考えてもいないし悩んでもいないのに余計なお世話をされてしまうのが結構ウザイんだよな
私たちはいつまで経ってもそんな話をしてサバイブするのだろう