今日の菓子

六花亭札幌本店に一人で行ったおはなし。

北海道のお菓子といえば？

ロイズのチョコレートや白い恋人、花畑牧場の生キャラメル、そして私の愛してやまない六花亭のマルセイバターサンドを思い浮かべる。北海道お菓子は美味しいものばかりで、静岡で北海道フェアが開催されると買わなくともリサーチに行くほど北海道お菓子が大好きなわたし。

現在富良野に住んでいるが、富良野にも美味しいお店がたくさんあり北海道は美味しいものに溢れてる場所だなと日々感じている。どこのお店に入っても穏やかな雰囲気で、1人でも入りやすいし居心地が良い...(北海道のど真ん中 富良野はよいとこ)

話は戻るが、六花亭についてアツくおはなししたい。
マルセイバターサンドの味は舌が大喜びするほど美味しいのだが、他にもたくさんの魅力がある。
それは.... パッケージだ。パッケージデザイン。
私はパッケージを観察するのが大好きなのである。
ピカピカシルバーの包装紙にレトロな雰囲気がムンムンするトゲトゲした柄のデザインに、バターを連想させるフォントの色は素敵だ。パッケージを見れば「あ！これはバターサンドだ」と言えるほど、このバターサンドのパッケージは世の中に浸透していると思う。長い歴史があるのも間違いないが...。また、時々このパッケージにこの中身？！とミスマッチのような(中身とパッケージの雰囲気が違いすぎてギャップを感じたりする)お菓子や食べ物もあるのだけど、このバターサンドのパッケージはすごくお互いが馴染んでいて好きなのである。(Best friend foreverであれ)

登場シーン

中身が見えないワクワクさと、中身を知っていても「これだよ、これこれ、待ってました〜〜！わあぁ」と開封時に思わせてくれ圧倒的信頼をカラダに巻いて私達の目の前に登場してくるバターサンドは、とても頼もしい。(バタしか書いてないのも可愛い...)パッケージは視覚的要素としてすごく大切な役割を果たしていると思う。

今回札幌本店では、バターサンドアイスとチーズサンドを喫茶で食べたがあまりの美味しさに言葉を失った。札幌に来たら是非読んでいるあなたに行って欲しい。(よろしくおねがいします)ますますファンになった。

六花亭のシンボルといえる花の包装紙をご存知だろうか？

北海道出身の農民画家 坂本直行がデザインしたものだ。
北海道開拓民「直行」を音読みした「ちょっこう」で知られている。壮大な土地で自然溢れる北海道のイメージを上手く引き出し六花亭の商品に落とし込めていて、商品の優しさや安心安全に食べれるものとして消費者に六花亭ブランドをしっかり伝えられていてすごい画家だなと思い売り場をぐるぐる回りながら商品を見ていた。

喫茶のクッション

札幌本店の暖簾

調べて知ったのだが、直行は坂本龍馬の子孫であるということだ。直行の祖父・坂本直寛は龍馬の甥にあたる。しかし、直行は生涯龍馬のことを語らなかった。土佐に来たこともない。あえて語らず、あえて知らんぷりをする人だったらしい。直行はひたすら農民として、画家として生きた生き様こそ「志」に生きた龍馬の人生にまた、符号するものだと思った。

まだまだ謎に満ちている坂本直行を私はもっと深く知るために帯広にある六花の森へ、1人でもリサーチしに行こうと決めた。

またみなさんに後編で会えますように
それでは、また

革命的なアイスバターサンドとチーズサンド
喫茶六花亭