見出し画像

宿命は変えられない。でも運命は変えられる。

タイトルのこの言葉、聞いたことがある人もいることでしょう。
これは私が占星術を勉強しだしてすぐの頃に出会った言葉です。本で読んだはずなのだけれど、元ネタを見つけられないまま、このnoteを書いています。これは、私が占う時に大切にしていることの話です。

こんばんは。にゃんちーです。
星読み屋さん時々タロット使い。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。(キーボード打ってるわけだし)
何者でもない私としてを徒然なるままに書こうと思います。
漠然とある思いを初めて活字に起こしているので、曖昧でまとまりがない文章かもしれませんが…。


宿命は変えられない。
でも運命は変えられる。

占星術を学び始めた当初、自分が占い師になるだなんて、思ってもいませんでした。
でもその頃に出会ったこの言葉を、ずっとずっと、もう本当にずっと、大切にしています。この言葉を英語にして、PCのスクリーンセーバーで流すくらいには、大事にしています。

この言葉に出会った時、ああ、そうかー!と、衝撃的でした。

占星術に限らず、誕生日を使った占いを命術(めいじゅつ)と言いますが、自分が命術を扱うせいもあるかもしれません。

宿命は、宿されし命。
しのごの言っていても始まらないこの感じ。極めて受動的な感じがする。
受け入れるしかないっていうか。
いや、そりゃそうだよね。
もはやこの世に生まれてくる時、そこに自分の意志があったかどうか、分からないもの。

運命は、命を運ぶ。
命をどこに、どんな風に運んで行くかは、自分で決めて良いんだ。
自分で決められるんだ。
むしろ自分で自力で運んで行くものなのではないか!

(目から鱗ポロリ)

こんなこと書くと、どんだけ不自由で受動的な生き方してたんだよお前って思われそうだな。わはは。まあいいや。
話を戻そう。

占いの仕事をする時、この「運命」とやらをすごく大切にしています。

私は、自分の生きる上でのポリシーでしかないのだけれど、不必要に他人の人生に介入しないと決めています。
しかしそうはいかないのが、占いという仕事なのだろうと思っています。
だから占星術だろうがタロットだろうが、とりわけ未来をみることへの抵抗が強かった。責任持てない…お…重い…ズシーン、みたいな。
今でこそ占星術で未来も見るし、タロットもやるしで、他人の人生に口も手も足も突っ込んでいます。それはもう腹をぎゅうぎゅうにくくっています。そろそろウエストが50センチ台になっても良かろうと思うほどに。おかしいな、全然お腹ひっこまないんだけど。あれれ。

しかしよくよく考えてみれば、別に占い師に限ったことじゃない。多かれ少なかれ、自分が他人に影響を及ぼしてしまうことはあるのだから。

でも、だからこそ、この「運命」に続く可能性は常に、できれば最大限に広げておきたいのだ。
どこに、どんな風に、その命を運ぶのか。
その道数つまり選択肢は多いほうが良いだろうし、できれば道幅も広いと嬉しい。狭いと通りにくいじゃん。

私が鑑定書を書き上げる時は、ほぼここに時間を費やしている。

私はよく自分が鑑定書を書く過程を、オセロに例える。
黒から白にひっくり返していく作業だ、と。
全部真っ白にはひっくり返せないので、時には耳が痛くなるようなことも書くのだけれど。

長所短所は裏表なんて良くいうけれど、占いの結果も同じ。
例えば、頑固と初志貫徹。
頑固と言えば短所に聞こえるけれど、初志貫徹と言うとなぜか長所に聞こえるんだから不思議よね。でもこれはどちらも「決めたら最後までやり通す力がある」という点では、全く同じ。
ただその力を、「どこで、どんな風に発揮するのか」で、長所にも短所にもなってしまう。
ならばその力を「どこで、どんな風に発揮すると魅力になるか」と知恵を絞るわけです。(実際は星を読んでる。)

私が大切にしているのはここで、その人の可能性なのだ。
その人の可能性を大切にする。可能性は潰さない。

あなたは頑固です、と言ってしまうのは簡単。
そういうとこ直せよな!みたいな鑑定書になってしまう。悪く書こうと思ったら、いくらでも悪く書けるんだから。笑

ちなみに悪いことを全く書かないということではない。こじらせると頑固になるとか、上手くいかない時は頑固になってるんじゃないかな?とか書くことはある。全然ある。
自分がマイナスに触れた時のサインを知っていたら、真ん中に戻ってこられると考えているから。

こんなもんは願望に過ぎないのだけれど、私は出来れば「占いを使いこなして欲しい」と思っている。少なくとも自分が鑑定書を届けた人達が、自分自身を上手に活かしていけるようになったら嬉しいなと思っている。

占星術でもタロットでも分かることは沢山あるので、出来るだけ書くようにしている。ゆえに私の鑑定書は、ご存知の方もいると思いますが、曖昧なのである。Aかもしれないし、Bかもしれないし。CとかDとかもある、など。
結局どれだよってツッコミたくなると思うんだけれど、むしろ1つに絞らないようにしているくらい。
生きていて、これしか道がないということは、本当に稀だと思うから。
きっとほにゃららだと思うなどと、非常に自信なさげな文章も多いはず。
(自覚しています…滝汗)

可能性は沢山あると知っていて欲しいから。
ケースバイケースだけれど、自覚できな部分は自分の秘めたる可能性だと思ってもらって構わないと言うこともある。

一見どんなにネガティブに見えても、運び方次第で、ガラッとポジティブに変わる。すると途端にその人の魅力になる。それは本当にオセロのようで、こっちの星が白にひっくり返ると連鎖反応で、あっちの星も、そっちの星も白にひっくり返っていく。
それを何より伝えたいのだ。

変わらない部分もある。
でも、変えていける部分も大いにあるのだ。
それは自覚していようがいまいが、自分の可能性だから。
自分ではネガティブに捉えていたことも、それがあなただけの魅力だったりするから。ネガティブに捉えてしまう理由の1つは、その持っている素質や力の使い方と使いどころが分からないだけだと思うから。

数多の可能性があると知って、初めて、運命って変えられると分かるんじゃないかと思っている。

人は、知らないものを選ぶことは出来ない。
だから選択肢を増やしていくには、いろんなことを知っていくほかないのだろう。それが自分の可能性を広げていくことだとも思う。
変えられると気づいて初めて、変えるor変えないという選択ができるようになるんだから。
運命は変えられるって、そういうことだと思う。

私は占いの仕事をする時、そういうことを、うんと大事にしている。

残念ながら、私は誰かの運命を変えることは出来ない。
けれど、迷ったり悩んだりしている人に対して、選択肢を増やすことくらいは出来るんじゃないかと思っている。

そうして各々が本当に望む方へ、自分で考えて、自分で選んで、自分で決めて進んでいけたら、こんなに嬉しいことはない。

思ってもみなかった自分に出会うことも、自分の魅力や可能性に気がついていくことも、楽しいことだと思うんだ。
そうやって人生って、拓けていくと思うんだよね。

命をどこに、どんな風に運んでいくのか。
運びやすい道を通るも良し。険しい道をいくも良し。
ルートはいっぱいあるし、それは自分で選んで良いんだってこと。
でも、知らないと選べない。運命は変えられるってそういうことだぜ。占いはその選択肢を、可能性を広げるものでありたいな、というお話でした。

まとまりないけど、以上!
(得意の尻切れとんぼ)
したらばまたにゃーん。

最後まで読んでくださってありがとうございます! もしよろしければ、また遊びに来てください🐱❤️ いただいたサポートは精進すべく勉強代・書籍代にあてさせていただきます。noteなどの発信や鑑定を通して還元していく所存です。押忍!