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Bottle message-宇宙に漂う手紙-

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そっと宇宙(そら)に放ったお手紙みたなもの。ボトルメッセージよろしく宛名なんてあってないような、行き場があるようなないような揺蕩う散文。
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#独りごちる

おはよう、おやすみ。

 朝、目が覚めたら、まず自分の身体におはようっていうの。 ベッドから出て、寝室のカーテンと窓を開けて、お日様に向かっておはよう世界って言うの。 玄関と家中の窓を全て開けて、おうちの中の空気を入れ替える。時々カーテンが開いてしまうほど大きな風が吹き抜ける。龍でも通ったのかななんて思ったりする。見えないけれど。  歯を磨いて顔を洗ってコップ一杯の水を飲んで、それから着替えて、脱いだパジャマは洗濯機に入れる。そうしたら花瓶の水を変える。家にいる観葉植物の子達みんなに、おはようって

世界の扉。

 小さい頃の私は、なんでなんで博士だった。一事が万事、全てのことに「なんで?」と言っていた。  「夕陽が赤くてきれいだね。」  「なんで?」    「今日は空が澄んだ青、気持ちいいね。」  「なんで?」  「早くご飯を食べなさい!」  「なんで?」  「早く寝なさい!」  「なんで?」  こんな具合に。  今より遥かに語彙も説明力も表現力も乏しかった私は、全てが「なんで?」の一言に集約されていた。別に反抗しているわけでもなかったし、気に食わないわけでもなかった。ただた