強さって何でしょう?伊集院静「機関車先生」読書感想
初版 1997年 講談社文庫
あらすじ
新しい先生は、口をきかんのじゃ…。舞台は戦争の傷跡の残る昭和三十年代、瀬戸内の葉名島。この小さな島の、生徒わずか七人の小学校に、北海道から代用教員がやってきた。口がきけないことと体が大きい事をかけて「機関車先生」
数々の事件が起こるなかで、子供たちは逆に心の交流を深め、自然の大切さや人間の優しさについて学んでいく。
第七回柴田錬三郎賞受賞作。
口がきけない先生・・・。
となれば当然、父兄たちが黙っちゃいないだろうし、子供たちにだって