子どもの権利条約が、生徒指導提要に盛り込まれるそうです。やっと。ようやく
子どもの権利条約が批准されて何年経つでしょうか。ようやく、生徒指導提要に盛り込まれる事になりました。
最近、中高のブラック校則の問題が取り上げられていますが、それに呼応するようにクローズアップされたのでしょうか。
子どもの権利条約が批准されたのは、1994年4月22日の事ですから、実に28年もの年月が経っているのです。日本は署名してからも何年も経っての批准ですから、遅きに期した批准だったのです。先進国と自負しながらなんと、日本は158番目の批准国でした。批准したのも遅かったのに、学校現場にようやく取り入れられる事になったのです。この遅々とした歩みはなんなのでしょう。驚くばかりです。
現役時代に、一年間かけて子どもの権利条約を教室で読み、子どもたちと議論したものでした。海綿が水を吸い取るように、学んで行く子どもたちの目の輝きを忘れる事が出来ません。
何処の教室でも、あの議論が行われますようにと願っています。