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コロナ禍で見えてきたこと

新型コロナウィルスで社会全体が
急ブレーキがかかったように動かなくなった数ヶ月、
これまでの自分に関わる人間関係や抱えている問題などを
否応なしで突きつけられ、考えさせられました。

今までわかっていたけど
直視出来ずにいたことや後回しにしていた
さまざまな、本当に多岐にわたるあれこれを
砂山崩しのように「モチベーション」を倒さないよう、
端っこから少しずつ少しずつ崩すイメージで
取り組んでいました。

今までは「時間がない!」って大義名分を使えてたけど
もうそんな言い訳、効かないしね。

一方で、本当に心も身体も疲れきっていたから
心から現実を変えていきたい、って欲求が湧いてくるには
相当な時間が必要だとも思っていました。

それに、全体像を見ようとしても
なかなか掴めなかったくらい
いろいろと溜め込んでいたので

自粛が始まって数ヶ月経った今でも
実際の取り崩し作業はまだ、
全体の1/3にも届いていないのが現状です。

でもはっきりわかったことがあります。
私、ほんと今まで強欲すぎてたってこと。

あれもこれもやりたい、いや、やる。
だからいつか出来るようになった時にやろう。

そうやって抱えているものがどれくらいになっていたか。

ものだけじゃなくて、気持ちも。
あれもこれも、思うようにやりたい。

自分の身体ですら、思うようになんて動かせないのに
他人様の身体、
ましてや気持ちまでどうして好きに出来るって
思い上がっていたのか。

仕事関係でもプライベートでも
勉強した成果が出たから、とか
喜んでもらえたからとか

ちょっと事が上手くいったりすると
とたんになんでも出来る気になって
どんどんと欲望や思い上がりを膨らませてきていました。

ああ、この肥太った身体といっしょ。
表紙の写真のように、
一度掴んだものを決して離すもんか!
って頑なに握りしめていた。


美味しいもの全部食べたい!
楽しいこと全部知りたい、見たい、経験したい!
これもあれも私のモノにしたい!!

そうやって、どんどん取り込むだけ取り込んで、
整理したり誰かに渡していったり…
循環させずに自分の中で抱え込んでいたんです。

だから身体も気持ちも肥太っていったんだよ。

今は客観的に冷静に、そう思えます。


でもそう気付いてこの期間に
片付けや見直し作業を
亀の歩みでも進めることが出来たことで、

今はもう少しこの手の指を一本ずつでもいいから
無理なく広げられるようになったら
いろんなものがこぼれ落ちるだろうけど
それ以上に
心も身体も一段と軽くなって心地よくなれるんじゃない?!

そう楽しみに思えるようになってきました。

今持っているもの、必死に守ろうとしているものも
実は手放したところで私は不幸にならない。
大丈夫なんよ、実は。

だって、自粛期間中、
あれだけ怖かった仕事がなくなる状態に陥ったけど

私、生きてるやん!

有難いことに、生かされているんですよ。

だから、手放すことを安心して実行してみよう。

そう思えるようになりました。

そう言いつつも、まだまだ手放せてないけど
近い将来、出来るようになるって信じています。
その時には身体もびっくりするくらいすっきりしている。

んなアホな!
と、思われるかもですが、
きっとそうなると確信しています。

なんでか知らないけど
その自信はすごくあるんです。うふふ。
興味のある方は、楽しみにしててくださいね。

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