生きものはじめ
人間以外の生きものと暮らしたことがなかった。
小学1年生のころに学研の付録で水棲生物を卵から孵したことがあったけれど、2週間もたたないうちに死滅させてしまったので、暮らしと言えるほどではなかった。
生きものと暮らしたかった、というほどではないものの自分が適切に世話をしないと死んでしまうという責任…というか、はかなさを見てみたい気持ちがあり、そして食い意地が突っ張っている私はベランダガーデニングをしてみようと思ったのだ。
6月下旬頃のこと。
上から時計回りに
・大葉
・アップルミント
・バジル
を買ってきた。
私はこよなく素麺を愛しているので大葉は絶対に育てようと思っていて、ピザに大盤振る舞いするためのバジルも決めていた。
そのほかに、レモンバームもいいな、ローズマリーも便利だし、しかし虫よけも捨てがたい…などと悩んでいたものの、そのままの香りがほんのり甘くて、アップルミントを選んだ。ミントウォーターにしたり、モヒートがお勧めらしい。
後日、とても大きくなった。7月はじめ頃の彼らである。
大葉はややしばらくヒョロヒョロしていたので心配になり、摘芯をしてみたところ、横にモサッと増えた。バジルはもう少し大きくなったら収穫してピザを焼いてみようかなと思っているところ。
アップルミントは、一度、フレッシュティーにしてみた。加熱すると青臭さが出てしまうと聞いていたが、控えめに爽やかな香りを思ったより楽しめた。アップルみを感じるならモヒートの方がいいのかもしれない。
でもいちばんすきなのは、近くに寄って生えてるところを嗅ぐことかな。
そして、彼らは、北国の貴重な太陽光を浴びてもっと大きくなるのであった。
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