世間は優しさでできているのかもしれない。
実は最近ハローワークデビューをしました。
ありがたいことに、前の職場では15年ほどお世話になっており、転職自体あまり経験がなく、なかなか縁のない場所でありました。
できればこのまま無縁でいたかったけれどいろいろ状況も変わり、ネットで転職先を探すも、私の住んでいる場所はそれはもうど田舎でして、そもそも無いのですよね、求人が。なので思い立ったが吉日、相談に行ってまいりました。
正直に言うと。
ビビり散らかしておりました。
ただでさえ「初めて」って緊張するのに、いやいやいやあんた今さら転職とか何事?年齢わかってるぅ??とか言われたらどうしよぉぉぉとか、すっごい怖い職員さんだったら心折れちゃうかもぉぉぉと、ものごっつネガティブになっていたわけですよ。えぇ。
自分のクソみたいな経歴とか職歴とか諸々に直面して勝手に自己嫌悪になって、世間の冷たさを呪ってみたり。(※想像上の話です)
でもでも。
結果、行ってよかったです。
事前にネットで「求職登録」なるものをしていったので受付もスムーズだったし、担当してくれた職員さんもとても親切に対応してくださいました。
特に細かい事情は聞かれず、
「大丈夫ですよ、お仕事はありますから。この経歴と希望内容であればむしろ選べるくらいです。はっはー!( ´∀`)」とめちゃくちゃフランクな明るいおじさん職員で、ガチガチに緊張してた私にはちょうど良い軽さ?でむしろ背中押されて前向きになって帰ってきました。単純なので。
もう一生仕事みつからないかも…とひとりで闇落ちしたり、身内からのプレッシャーでメンタルぶち壊れそうになったりしてたけど、結局こういう赤の他人の言葉で救われることって少なくないと思ったり。
思えば離婚したとき、ただでさえ心も体もボロボロなのに次から次へと諸々の手続き(姓の変更とか住所変更とかとかとか)で役所やら銀行やら警察やらでクエストをこなしていたとき、とある女性職員さんがとても親身に話を聞いてくださり、私の心の負担が軽くなる手続き方法を考えてくれて、「何か困ったことがあったらいつでも連絡してください」と優しく声をかけてくれたことがあって。
もちろん、それがその方の仕事といえばそうなのだけど(様々なケースもあるだろし)、べつにお役所仕事でもいいわけですよね、こちらもただ手続きにきているだけなので。
まさかそんな親切丁寧に対応してもらえると思っていなかったので、なんだかジーンとしちゃったのですよね。単純なので。
弱音は吐きたくない、悲しい顔はしたくない、周りに心配かけたくない。
だから、みんな平気だって思ってる。
よくあることだよって。そんな人たくさんいるよって。落ちこんでる暇はないよって。
でも、私の人生に起こっていることは、私だけのことなんだよ。
あのとき、他人の言葉に安心をもらい、今回また背中を押してもらい、困ったときに適切な方法で助けを求めたら世間はきちんと応えてくれるのだと、改めて実感した出来事でした。
ちなみに、転職活動はスタートしたばかり。
おじさんに励まされただけです。←
じっくりゆっくり頑張ります…!