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~3年1組~まもるもの

私は、息子がいじめに遭っている原因を探るために、発達障害の子供についての情報を集め始めた。
何度も学校に足を運び、担任の先生や特別支援の先生と話し合いを重ね、同じような経験を持つ他の保護者とも意見交換をした。
文献やインターネットでも、発達障害に関する多くの情報を読み漁った。

次男は、この間も何度も学校で発達障害の子に付きまとわれ、休み時間にもお友達との話を遮られた。
それに耐えきれず逃げようとすると、怒り癇癪を起こして暴力をふるわれることもあった。この状況は次男にとって非常にストレスフルであり、ますます学校に行くのが嫌になった。

私は担任の先生に電話をかけた。

「先生、いま私の次男は発達障害の子からひどい対応をされていますね?次男は学校に行きたくないと言っています。これは初めてのことではなく、もう限界だと悟りました。発達障害の子を支援級に異動させてください」

「不可能です。発達障害の子もご両親も望んでいない。そして、そういう課題のある子たちを我々が支えていく必要があります」

「では、発達障害の子を先生のお隣に移動させてください。他のお子様も嫌がっているとのことなので席替えは難しいと思っています」

「それもだめです。社会になじんでいくために、他のお子様と接する機会を作っていく必要があります。」

「では、次男は登校を諦めます」

「それはいけませんお母さん、次男くんのためになりません。これからこのような子達はたくさん出てくるので次男くんが受け入れて行けるようにしないと。」

「では、次男にはやられたらやり返していいと伝えますのでご了承ください」

「それもだめです。そうしたら我々が次男くんを守れなくなってしまいます」

「一体何から守って下さるのですか?すでにもう守って頂いていません。」

この会話を通じて、私は学校側の対応に対する不信感を強めた。
それでも、次男のために解決策を見つける必要があると強く感じた。

その後少しして、私は次第に発達障害の子が次男に対して特別な執着を持っていることに気付いた。
それが一体なぜなのか、どのような背景があるのかについて、いくつかのヒントを得ることができた。
そして、そのヒントを基に、次男がいじめの対象となる理由を理解するに至った。

「こういうことだったのか」

次男がその子にとってどれほど特別な存在であるか、その理由がわかったとき、私は心の中で重い荷を一つ下ろしたような気がした。
しかし、それだけでは問題は解決しません。次男が受けるストレスを軽減し、発達障害の子供にとっても適切な環境を提供するために、具体的な対策を講じる必要があった。

次男の負担を減らし、クラス全体の環境を改善するために、学校と真剣に話し合う決意を固めた。
次男にとっても、発達障害の子供にとっても、そして他の子供たちにとってもより良い環境を作るために、私は行動を起こすことにした。
しかし、その矢先、学校で新たな問題が発生した。


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