3年1組~模索~
母親として、次男を守るためにどうすればいいのか、真剣に考えなければならないと強く感じた。
その他にも発達障害の子は、休み時間中も次男につきまとう。
次男が誰かと話していても、割って入ってきて一方的に話を続ける。
次男が話を聞くのを嫌がり逃げると、無理やり捕まえて怒り出し、癇癪を起こして暴力を振るうこともある。
そのとき先生たちは次男から発達障害の子を引きはがし、癇癪を止める。
だかま発達障害の子を止めることで精いっぱいで、次男は怪我をしても誰にも助け起こしてもらえない。
次男は癇癪を受けて振られた暴力を時には友達が一緒に、ほとんどが一人で保健室に行って手当を受けていた。
そして見守りカード(どうして怪我をしたのか)にはお友達と喧嘩しましたと担任が記載して渡した。
先生はできるだけ休み時間は発達支援級に行くように発達障害の子を促すが、その子は毎回行くわけではなく、自由に行動していることが多い。
このため、次男は常にストレスと恐怖の中で過ごす。
私は次男の被害について裏付けを取るため、今話を聞いている次男と同じクラスのお友達親子の他に同じ学年のママ友たちに相談した。
彼女たちも発達障害の子の問題について知っており、同じような被害を受けた子供たちがいると話してくれた。
どうやら、今年は次男に被害が集中しているようだった。
他にも被害を受けている子供はいたが、そのほとんどが次男。
1・2年生の時には、同様の被害を受けた女の子とその両親が耐えきれず、大騒動になったそうだ。
その時、発達障害の子とそのご両親はかなり強い叱責を周囲から受け、それ以降、その女の子を含め女の子には手を出さなくなったとのことだ。
同じクラスのママ友たちは、次男の被害についてずっと心配してくれていて時折学校の先生にも注意してくれていた。
ただ先生の改善はなく、わたしが今回声をかけたらすぐに集まって相談に乗ってくれた。
彼女たちは、自分の子供たちも発達障害の子から被害を受けていることを認めたが、その被害は次男に比べれば軽微なものだった。
ママ友たちは、次男が特にターゲットにされている理由についても考えてくれた。
発達障害の子は、特に気に入った子に対して強い興味を示し、それが過剰な接触や迷惑行為につながっているのではないかという意見が出ました。また、先生の対応が不十分であることも問題だと言ってくれた。
私は、次男を守るためにどうすればよいかを真剣に考えた。
発達障害の子の行動は、次男にとって非常にストレスであり、これ以上放置することはできない。
先生に対して強い態度で改善を求める必要があると感じた。
ただ改善してくださいではなく、どう改善してほしいのか、それが実現可能なものなのか考える必要があると私はペンをとった。
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