【バトン企画】心に残るエピソードをあなたへ 入試前の忘れられない鶏飯(けいはん)
リアルでも友人のリコちゃんから、企画のバトンが回ってきました!心に残るエピソードというお題ですが、さてさて、何を書こうかね。
考えている間にも、リコちゃんのバトン企画の記事をのせちゃいますね。
リコちゃんの産後の体験談です。いやー、お産って大変だな。
他にも帝王切開を経験した友人がいて、その痛みはこの世のものとは思えないほどらしく。想像を絶するようなので、私には及びもつきません。
母になるって、命がけだね。母親ってすごい、と思わされます。
そして、もう一つ。大好きな、なちこさんの記事をアップさせていただきます。
私もなちこさん同様、おだてられりゃ、木に登って、時には転落するタイプです(笑)
私の心に残るエピソードは、とっても美味しかったご飯のお話なので、どちらかというと舌に残っているエピソードと言えます。
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10年以上前、家庭教師をしていた頃です。当時はまだ神奈川で、駆け出しの家庭教師でした。
Mちゃんという生徒がいて、中1の頃からお宅にお伺いして、主に英語と数学の勉強を見させてもらっていました。
Mちゃんが、とても人懐っこい子で、また勉強熱心で、毎回の授業を楽しみにしててくれました。
それで、本来は1時間半で授業は終わりなのですが、「延長していいかお母さんに聞いてくる!」と言って、走ってお母さんのところに許可を取りにいってくれることが、しょっちゅうありました。
宿題も、私が指示を出す前に「〇ページから〇ページまでやってくるね。次回テストして。」
と率先して自分で範囲を決めてくれるような子で、本当に手がかからず優秀な子でした。
このエピソードからも分かるように、Mちゃんはそんな積極性がある子だったので、学校の先生にも特に気に入られていたみたいで、内申点がみるみる伸びていきました。
そして、Mちゃんのお母さまが、またフレンドリーなお方で、プライベートでも、色々なことに誘ってくださったので、とても嬉しかったのを覚えています。
授業後に、湘南の海まで連れていってくださったことも☆
Mちゃんの受験が近づいてきて、普段は夕方からの授業なのですが、その日は確か休日で、朝から夕方までずっとMちゃんの家にいて、予想問題や過去問をこなす予定になっていました。
午前中だけでも、今までの授業がぬるかったと思えるほど、鬼のように問題を解きまくり、Mちゃんも私も昼には少し疲れが見えていました。
(このペースで夕方まで行くと、お互いに相当疲れるだろうな。。。)
そんなとき、お母さまが、台所のほうから、「お昼ご飯作ったから、2人で食べて~♪」と、ご飯を持ってきてくださいました。
普段だったら、申し訳ないのでお断りしますが、この時は、あらかじめ私にふるまってくださる予定だったらしく、お言葉に甘えていただくことにしました。
丼ぶりは、色とりどりで、鶏のささみ、人参、椎茸、錦糸卵、ネギ、海苔などがのっていて、真ん中にはなんと、アンズが載せられていた。そして、そこに鶏だし醤油ベースのスープかけられていました。
アツアツですっ!!ムホッムホッ うわああああ!!!
美味すぎるどーーこりゃぁ!!
「これは鶏飯(けいはん)と言って、奄美大島の郷土料理なの。奄美ではお祝いごとのときなんかに食べるのよ。」と教えてくださった。
これが、見た目も華やかでありながら、今まで食べたことのないレベルで、めちゃくちゃ美味しかった!! うーん、素晴らしい!!
舌鼓が止まらないですよ、これ!画像がないのが残念でなりません。
この料理は、たとえ食欲がない時でもスルッと食べられる。そう確信しました。私は食べながらも感激して、この鶏飯を絶対に作ってみたいと思い、お母さまに作り方を細かく聞いておきました。メモメモっと♪
午後の授業は、鶏飯のおかげで、Mちゃんも私も元気よく乗り切り、この日はゴールイン! …恐るべし、母の愛。
翌週、教わった鶏飯のレシピをもとに自分でも作ってみました。初回なので、多少うまくいかなかったが、(特にスープの味は再現不可)
どうやって作ったの~~!?
旦那さまは美味しいと言ってくれましたが、本来の味がどんなに美味しいかを力説しました。
そのあと、何度も作ることで、なんとなく正解に近い味になってきました。ただ、Mちゃんのお母さまは相当料理が上手いのですね。あの味はどうしても再現ができません。
Mちゃんは、受験が終わっても事あるごとに私に連絡をくれて、高校の文化祭をはじめ、今までもZOOMでおしゃべりするような仲で、お話を聞いていると、本当に頼もしい子だな、と思う。
職場でも大活躍しているそうだが、何しろ頑張りやさんのMちゃんだから、体調だけは心配しています。
私は、鶏飯を作るたびに、Mちゃんが必死で勉強する姿を思い出します。
頑張りすぎて疲れたときには、きっと鶏飯を食べて、良く寝たらまた頑張れるのではないかな、と遠くからMちゃんのことを思っています☆彡
ひとまずチェンナーさんにバトンをお返ししても良いでしょうか?
よろしくお願いいたします~☆