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2018.9.4 理想の女をさがして(内田樹と少女マンガ話①)

すごい台風で、バイトから帰った後は一日家にひきこもる。家が揺れてて本当にびっくりした。風で家って揺れるんですね……。台風で「こわっ」と思うことってあまりないけど、今回はちょっとこわかった。しかし京都なんてマシなほうらしく、大阪はすさまじい状況だったらしい。ツイッターやニュースを見てるとだんだん気が滅入ってきた。被害が少ないことを心から祈る……。

そんなわけで引きこもってたのであれこれしてたのだけど、合間に内田樹の『街場のマンガ論』(小学館文庫)を読む。昔読んだことあったのだけど再読。名著。ほんと小説とか映画とか漫画を論じてる時の内田樹が一番いいと思うよ私は……もっと書いてくれよ……と心底思うのであった。なぜもっとそっち方面に行かないのだ。おこ。

何が好きって少女漫画論が好きだ。

少女マンガの究極の目的は、恋愛と師弟関係と生物学的宿命を「乗り越えて」進む少女が最終的に到達すべき「理想の女性」のロールモデルの提示にあるということである。(p97)

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