新譜発売
BandCampからのお知らせメールで、注目中の二人のギタリストの新譜を知ったのだった。
まずは
Jackie Venson の「Ghost in The Machine」
こちらはSpotifyなどでも配信開始。聴きながらこれ書いてますのん。前二作(ってか二枚目は一枚目の作り直しみたいな)よりちょいブルージーな部分が強くなっていて、ジャケット・カバーもようやく本人の美人度強調w。
スタイルはともかくタレント性充分の美人サンなんですよ、まじでwww。本人きっとそういうとこで評価されたりとか嫌がる人なんだろうなあ。でもご安心ください。貴女の一番の魅力はギターの音色ですから。
それにしても$10が1500円かー。なんだかなあ。二十年以上前みたいな?
次に
Tory Slusher の「Prius Dementat」
こっちは$7でBandCampでの販売のみ。断片的な演奏はYoutubeで聴けますが。気になったらチョイと買ってこそっと応援してあげましょう。
実は結構楽しみなんですけど、まだこっちは未聴。どんな風にまとめてきたか、あるいはまたもごった煮・闇鍋状態かwww
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で、聴き終わりますた。うむ。Toryの方のアルバム、小粒ながらホールズワース系が4ビート意識したら・・・的にきちんともとめてきた。よい。まだ個性が完全に確立されてるとは言えないけど、インディーズのレベルを超えた出来。
大きなお世話とはわかっているけど、誰かと共演するとか誰かのコンボ/バンドに参加して名を売ったり更に腕を磨いたりとか考えてないのかなあ。今ふと思いつくだけで大物なら
・サックスのビル・エバンス
マイケルの死後、なんか便利屋的に「マイケル・ブレッカー代理」な使われ方してること多いけど、この人はこの人でかなりとんがりまくりの凶暴なセンスで昔から人気。
・ペットのブレッカー兄
ブレッカー・ブラザーズのあのメカニカルかるメタリックな楽曲、実は弟のマイケルより兄ランディのセンスだったというのは有名。「あたまおかしいだろ!」みたいな和音と旋律の発想の持ち主
・ドラムのピーター・アースキン
2000年以降のアースキンはハズレ無しの円熟期。8・16やらせても4ビートやらせてもそのノリと安定感がゴイスー。
このあたりなんかバッチリはまりそうだけどなあ。あと以前も書いたチャド・ワッカーマンはそれこそザッパ、ホールズワースの両者と共演してたし、完全にメインストリームの4ビートのドラマーへと変貌したスティーブ・スミスあたりもいいなあ。勿論無名の若手でもいいけど、今のToryのレベルについてこれる人となるとそうはいないだろうし・・・。
結局ジャズって派閥ちゅーか共演者によって大きく自分の音楽性だけでなく立ち位置まで変わってくるジャンルなんですよ。なんとかどっかの大物に発見されてくれないかなあ。
ということで女性ギタリストの新譜二枚、どちらも満足度高い出来でスタ。
Jackyの方はもう完成された個性のその充実ぶりで、Toryの方は今後の可能性の拡がりを予感させてくれるということで。
ヽ(`▽´)/
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