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「小さな幸せに気づいて」 オバケ屋敷、神さま屋敷 第9話
やっとステキな借家に入居できた焦げ猫でしたが、仕事は相変わらず1日18〜20時間くらい動きっぱなしになるような業務でした。
まあそんなことやってたら病気になってもおかしくないのですが、「先輩ドライバーはこなしてる」という圧が会社全体からかかっていました。
そして年齢的にも更年期障害が出始め…?
あ、第8話の補足文で追記したいことがあったのでこちらの記事末に書いてますのでよろしくデス。
第9話 イラストエッセイ本編(全3ページ)
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この謎の頭痛はかなりしんどかったです。
なんの薬も効きませんでした。
右脳だけが猛烈に痛み、右耳も息するたびにパチパチ鼓膜が動く感覚があり、MRIも異常なしで片頭痛と診断され薬を幾つか試すも効かず。
横になってても目が回ってフワフワしてるんです。
そのうえ当時かかっていた個人クリニックでは「うつ」と誤診され、あげく半年ほどで「あんたは治す気がないだろ!!もうくるな!男つくって養ってもらえ!」と匙を投げられました。(…このドクハラ話どっか他の記事でも書いてるかも)
それから2年、夏になるとこの頭痛で、不思議なことに涼しい季節になるとおさまる。
いわゆる「気象病」のようですが、その後徐々にほかのいろんな症状が出始めていました。
しかし、振り返って自業自得かも…と思ったり人生に絶望を感じながら部屋で横になっていたとき、森からまるで話しかけるような鳥の声が聞こえました。
本当に話しかけているように聞こえたのです。
あとで調べたら「イソヒヨドリ」の声と知りましたが…。
(イソヒヨドリの声をオノマトペにするのは難しく、ほかにも鳥はたくさん鳴いていたのでホーホケキョとか書いてます・汗)
「かわいいお喋りだなぁ」…と思って聴いているうちに、なにかが自分の心を貫きました。
「これ、神さまだ。神さまはいつもすぐそばにいて、愛をくれてるんだ」
…なぜか、涙が出ると同時にそう思ったのです。
「神さま」ってすごく偉くてはるか上にいて、ちっぽけな個人を助けてはくれないと思ってたんですよ。
ただ、悪いことすれば見ててジャッジしてるっていうだけで。
でも、すぐそばにいらしたのを感じたんです。
それも、そばに神社があるのに、住んで2年近くいちどもご挨拶・お参りに行かなかったのにですよ。
それでも、こうしてはっきりと、鳥の声を通して「愛は身近にあるよ」と教えてくださったのです。
もうすべてのことに感謝しかなかったです。
それを、「そこに住めている小さな幸せ」という表現にしました。
それは必ずしも氏神さまではないかもしれません。
神道の家だった亡くなった友人の導きかもしれませんし、ご先祖や父、自分の守護霊さまかもしれません。
でも「誰が」ということは重要じゃなく、愛をもって気づきを与えてくれる存在があったと感じたならすべての尊い存在に感謝することが大事だといまは思っています。
なんか新興宗教に狂った人?
統合失調症じゃないの?
…と思われるのもアレなんで、マンガ作中に詳しく書かなかったのですが…。
ただ、そのときから「日本の神さま」を知ろう、と動きだしたのは確かです。
日本に生まれ、日本の神さまに助けていただいたので(たぶん)、いろんなスピリチュアル説がある中でも日本の神さまを…と思って数年が経ち、いま神話マンガを描いている自分がいます。
ここに辿り着くようになってたんだな、と今は思います。
体調を崩さなければずっとトラック乗ってるだけだったでしょうが、もうムリはやめて絵を描きなさいとの思し召しだったのかもしれません。
それからしばらくしてやっと、肉体的に病気は辛いものの運気は落ち着き、いい種を蒔けばいい実がなるというごく当たり前の状況になりました。
以前はなにを反省してどうやろうともなんかしらでひっくり返ったり、種すら蒔いてないのに面倒ごとが飛び込んできたりしてましたからね…。
第8話について、追記
結局霊能者さんに視てもらうことで、なにがわかってなにが変わったの?…ということですが。
ここだけの話、家への対応だけではなく、過去世を視て頂いたり、恋の行方(誰かと再婚できるのか)など視て頂いたりもしてたんです。
なんか憑いてたらしいモノはセッション中に別料金も取らずアッサリ取ってくださったみたいなんですが、過去世をほじくればほじくるほど業が深くてですね…。
マンガで描いてるより、かなり辛口な先生だったんです(^^;)
「焦げ猫さんは、『人並み』を求めてはいけません」
と言われたことがあって当時は正直ショックでした。
貧しい家に生まれ、それまで自分が求めていたモノが「人並み」だったので…。
人並みに結婚して人並みな車と家、子どもが欲しいと思っていただけで、特別大金持ちにならなくていいと思っていたつもりなのに、これだけ頑張ってもそれすら叶わないなんて…と。
まぁ娘と車だけは恵まれましたが。
でも、それから10年以上経ったいま、その言葉の本当の意味がわかった気がします。
「人並みすら叶わない」という意味ではなく、
「普通に一般的な幸せ、健康で家庭を持ちお金にそう困らない…という暮らしはできないけれど、焦げ猫にとってそれがベストではないというだけ」
…だったのです。
それと、「スピリチュアル、心霊を追いかけるのもほどほどに」
…という学びです。
プロの霊能者の立場からしてそう言っちゃ商売あがったりでしょうに、そこをきちんと教えてくださったいい先生でした。
でも、自分的な解釈としては、目に見えない世界のこと、死んでからの世界のことは無視できないので…「心霊」じゃなく「神霊」ならいいだろうと思ってます(^^;)
つまりあんまりオバケの話ばかりするのじゃなく神様の話をするぶんにはいいんじゃないかなと。
(そういいつつ未だにホラー・オカルト好き。分析するのが楽しい)
いまだにあの家のことは「オバケ屋敷」と呼んでますが、あそこにいたのも八百万の神さまの1人だとすれば、自分が信心を持つに至ったプロセスとして感謝しています。
さて、そんな気づきがあったあとのお話があと少しありますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
このお話の前回話はこちら↓
実話イラストエッセイ「オバケ屋敷、神さま屋敷」最初から読みたいかたはマガジンをぜひ↓
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