明日が来るのがこわいとき、日曜夜のヨガクラスの思い出|わたしとヨガその5🌸連続投稿025日目
やさしいヨガをお届けするにゃほ(@nyahoyoga)です。「わたしとヨガ」についてのnoteマガジン執筆中です。新社会人時代に通った、ニューヨークのヨガスタジオについて話しています。3つ目のお気に入りは、近所にあったオープンなスタジオについて。
シリーズの最初でお話しした、近所にあるアットホームなヨガスタジオです。一番の特徴はなんといっても「気軽さ」でした。会員制ではなく、予約制でもなく、単発で好きな時に、レッスンを受ける、それだけです。受付スタッフもいなく、インストラクターと生徒のみです。
スタジオは建物の2階にあり、入り口でインターホンのブザーを押すと、インストラクターが玄関の鍵を2階のスタジオから開けてくれます。レッスン開始前に、定員に達したら、インターホンがオフになり、もう入室できません。開始時刻を過ぎても、ブザーが鳴らず解錠されないので、遅刻してもレッスンは受けられません。シンプルですよね。
スタジオの入口は靴置き場があって、そこはすぐに、レッスンスタジオです。入り口近くで参加費を支払い、マットを並べてクラスを受けます。手持ちタイプの小さな金庫があり、インストラクターが管理していましたが、近くを離れる時もあり、ゆるい管理です。信頼関係に基づいて、成り立っていました。
定員は、確か25〜30名くらいだったのでしょうか。人口密度の高いニューヨークのヨガスタジオ、通っていたのは何年も前のことなので、ぎゅうぎゅうにマットを敷いていました。先生がいけると判断したら、お客さんがどんどん入って、その度にマットを動かして譲り合います。立った状態で腕を左右に広げるときは、隣の人と横一直線にならないように、ずらした位置に立つと、腕を広げてもぶつかりません。譲り合うのもヨガっぽいでしょう。
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スポーツジムやヨガスタジオなどでは、通常の会費の他に、希望制で専用のロッカーレンタル代やマット置き場のレンタル代などが発生すると思います。このスタジオはなんと、置きマットも自由に置き放題でした。入り口近くに靴箱のような棚があり、そこに入る分は自由に置いていいよ、という仕組みです。もちろん、マットでぎゅうぎゅうです。どう見てもここに置いたら失くすだろう、と思うのですが、マットでいっぱいでした。ときおり、「マット一旦処分しますよー。◯日までに一旦持ち帰ってね〜。残ってたぶんは寄付しまーす」と置きマットが整理されていたようです。
本当に小さかったですが、一応着替えのスペースもあった記憶があります。みんな運動をする格好で、ヨガマットを抱えて、どこからともなくやってきていました。更衣スペースを使っている人は、ほとんどいなかったんじゃないかなと思います。
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わたしが一番好きだったのは、日曜夜のヨガクラスです。週末をこよなく愛する私は、月曜の朝を迎えるのがとてもこわかった。もう少し、ここにいさせて欲しい、そう思ったときに、マットと不安な気持ちを抱え、スタジオへてくてく歩きました。心は見えないし、動かせませんが、ヨガで呼吸とともに体を動かすことができます。
このヨガスタジオは、ニューヨーク時代一番長く住んでいた当時の家から、徒歩15分ほど。最寄駅の反対側にありました。カフェやバー、ベーカリー、オーガニックのスーパー、ジム、などいろんなお店で程よくにぎわう通りを歩き、駅を通り越すと見えてくるスタジオの建物。小さなスタジオは大きな窓が二面にあり、夜でも少し明るい街頭と程よい街のにぎわいと、日曜の夜の静けさが、スタジオに差し込む中、ヨガをします。
日曜の夜、こんなにもたくさん、ヨガをしにスタジオにくる人たちがいるということ。仕事のことを忘れ、ただ、いまここで息をするということ。あと数時間で新しい週が始まるという事実は変わらず、レッスンに参加した時間が経った分、月曜日は近づいているのですが、終わったあとは気持ちが少し楽になりました。漠然とした不安に飲み込まれそうな感覚が晴れ、もう少しは具体的な億劫さとともに、新しい日常に向かってまた歩いていくための地道な力強さを得られたような気がしました。
マインドフルネス、や、いまここ、に初めて触れたのは、このヨガスタジオの夜のクラスでした。
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レッスン料はたしか、1クラス20ドルだったような記憶があります。15ドルだったかなぁ。格安です。寄付制、ドネーションベースのクラスも、週に何回かありました。入り口で好きな金額を払えば参加できるんです。定価の20ドルを払っても、気持ちでそれ以上でも。10ドルでも、5ドルでも、1ドルでもいいんです。本当にだれにでも開かれたスタジオでした。
このシンプルな作りのヨガスタジオ、野菜の無人販売所のようだなぁとも思います。それにしては、おしゃれで洗練されてもいましたが。信頼関係にもとづく、無駄を省いた、ヨガをしたい人がだれでも好きなときに集まれる場所。毎日、朝から夜まで、複数のクラスが開催されていました。受けたとこはないですが、週に数回、スペイン語のヨガレッスンもありました。
近所にこのスタジオがあるのは本当に嬉しいなぁ、と思っていました。いまも、こんなヨガスタジオが近くにあったらなぁ、と思います。わたしのヨガスタジオの原点です。いつかこんなヨガの空間がどこかに作れたらなぁ。
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最初のシリーズ、ヨガの身体の使い方のコツは、下記にマガジンとして、まとめています。
まとめて復習したい方はぜひご覧ください😊
またヨガのコツについても書いたら、同じカテゴリーに追加しますね✨
ではまた、明日〜👋
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