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つれづれ…なるままに。121。

今日は本の紹介です。

汐文社「はじめてのミステリー 名探偵登場!」シリーズです。

選者が良いのです。

「シャーロック・ホームズ」
「ミス・マープル」
「明智小五郎」
「金田一耕助」

それぞれが1冊になっている短編集です。小学生三年生ぐらいから読めます。

でも、

ミス・マープルと金田一耕助っていうセレクトがコアな感じです。

このセットが出たとき「よっしゃあ!」と喜んだのは、私だけでしょうか?

ミス・マープルは、テレビドラマの吹き替え版で見ていたので

藤田弓子さんがしゃべってます!(頭の中で)

児童書なので、ザックリと…たぶん本編を知っていると「え~」な感じになるかも?ですが。

入り口にはちょうど良い感じです。

かわいいお婆ちゃん探偵が、遠慮がちに、でもズバリと指摘して、警部をタジタジにするところは痛快です。
それに、殺人はありますが、それよりも、小さな些細なことから想像したり、物事を結びつけたりしていく様子は、大人の私も「そうか!」と思いました。

アガサ・クリスティは少し苦手なので、読んでない私です。「アクロイド殺人事件」を読んで、ちょっと「それはトリッキーすぎじゃない?」と思ってしまって…あまりいい印象ではないです。

シャーロック・ホームズや明智小五郎あたりは、いろいろな出版社から出ていますし、クリスティはポアロの知名度のほうが高いかもしれません。

「ミス・マープル」は、小さな村の片隅で起こる事件を、お婆ちゃん探偵が世間話のように謎を解いていく。
なかなか、魅力的な雰囲気の短編が3作品、ちょうどよい分量で、ミス・マープルの魅力もちゃんと味わえます。

これは、大人にもおすすめの1冊です。

児童書は、ちょっと読書から離れてしまった大人が、また読みたいな~と思ったときに手に取るには良いと思います。

ちなみに。

「金田一耕助」は

これ~!これは…まあね、いいけどね~

な、作品が入っています。

お試しくださいませ。

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