シンプルな会話術の極意とは?【2】
おはようございます。
中野祐治です。
前回の続きです♪
会って、話すこと。
田中 泰延 著
●「関係ありそうな、なさそうなこと」を話そう
人は、「意見」をいくら述べても賢くなるない。また、ひとの意見に意見をぶつけても賢くならない。
人の意見に何か言いたい時でも、「意見の述べ方」について考えたならば、少しだけ賢くなれる。
覚えておいて欲しいのは、「会話とは、関係ありそうな、なさそうなことを返すこと」だ。
関係ありすぎる返しをすると、偉そうと思われたり、ケンカになったり事態を面倒にする。
関係なさすぎる返しをすると、馬鹿と思われたり、ケンカになったり、事態を面倒にする。
ちょっとした知識や、「話はちょっとズレますが」で話をあさってに持っていく、話を逸らす力が会話の力なのである。
●「ボケ」は現実世界への「仮説」の提示
会話で、よく「ボケをかます」などというが、その正体は何か。
たとえば、傘のことを指さして「これバナナちゃう?」と言ってのける行為のことである。
だれが見てもそれはバナナではない。
たいしておもしろくもないし、斬新な主張でもないが、彼がしようとしていることは何か。
それは、いま目の前にある現実に対する、別の視点からの「仮説の提示」なのである。
じつは、この「ボケ」の提示が、豊かな会話への出発点なのである。
●「ツッコミ」は「マウンティング」である
前述の「ボケ」に対して「ツッコミ」とは、わかりきったことを言うだけの「仮説殺し」である。
ボケをかました人に対して「バカなことを言うな」と正面から主張し、しかもだいたい怒っている。
その主張こそ「ツッコミ」であり、その正体は「マウンティング」なのである。
要約すると「私は賢くて、お前はバカだ」と正しさを主張しているだけなのである。
SNSにおいてのツッコミは「クソリプ」と呼ばれるものなので、心がけておきたい。
●審査員になるな
他人の「ボケ」に対して、「おもしろい!」「笑える~」などと称賛するリアクションはどうか。
「会話術」や「話し方」の本では、この行為は正しいこととされている。
しかし、「つまらない」「くだらない」というリアクションと同じように、実は「超ウケる」など「ほめる行為」も「マウンティング」の一種。
「おもしろい!」…など、どの立場で審査しているのか。なぜそんな上から目線なのか、というところがあるから。
審査員になってはいけない。
あなたが他人にすべきは、さらにおもしろくするように話をつなぐか、「ただ笑う」、それだけでよいのだ。
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続きは本書で♪
下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)