本紹介「仕事は初速が9割」
こんばんは。
中野祐治です。
今回読んだ本の紹介です。
「仕事は初速が9割」
越川慎司 著
●この本について
著者は「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」などを著作に持つ、株式会社クロスリバー代表取締役。
同社は企業やそこで働く社員のさまざまなデータや行動実験の結果を蓄積し、AI分析をして成果を上げる社員の勝ちパターンを抽出するなどされてますが、とてもユニークな働き方を実践されています。
それは「世界中の企業に週休3日制を導入する」という目標を掲げ、自分たちが「週休3日制」「週30時間労働」「オフィス無し」「完全リモートワーク」「副業必須」を実践しているところです。
「やる気」に頼らず、初動を早くすることが大事だと展開する著者。
どのような視点で仕事に取り組むことを推奨されているのでしょうか。
●「成果を出す人」と、「成果を出し続ける人」の違い
その差はどこから出てくるのか、気になるところです。
仕事の進め方で良くあるのが、「締め切りギリギリになってようやく取り掛かり、集中して一気に完了させるパターン」の人。
しかしここには罠が潜んでいると言います。
締切ばかりに頼っていると、ギリギリになるまで動き出さない「先延ばし癖」がついてしまうので、計画的に進めれなくなってしまうこと。
一番の問題点は、いつも期限いっぱいまで時間を使うので、次のタスクの初動が常に遅くなるということです。
●やる気に左右されずに仕事を始めるためには
成果を出し続けている人は、締切効果や「やる気」に頼らず、素早く行動を始めるための仕組みを作っていると言います。
自分に合った仕組みを作っておけば、習慣として自動的に動くことができるので、問題なく初速を早めることができます。
そのためには、「時間はあるだけ使おうとするパーキンソンの法則」を封じて、与えられた締め切りの少し前に独自の締め切りを設定することで遅れを防げます。
また、モティベーションに頼らないルーティンを持つことも大事。
元大リーガーのイチローさんは徹底したルーティンを持っていることで有名ですが、ビジネスの世界でも仕事のできる人は、独自のルーティンを持っています。
特別な行動をしているわけではなく、「出社したら、コーヒーを飲んで、トイレに行ってから仕事を始める」というように。
ある程度の行動を決めておくと、考えなくていいので脳が楽になり、すぐに仕事を始めることができます。
こうした生活スタイルを崩さずに続けていると、ルーティンをしただけで、自動的に仕事スイッチがオンになるのです。
●初速を上げるための六つの準備
成果を出すために大事なのは「初速」です。
では、早く動き出すための「準備」とはどのようなものでしょう。
それは次の6項目です。
①素早く動き出すために「身軽」な状態を作る
②気後れを防ぐために「心理的ハードル」を下げる
③円滑に進めるために「優先順位」を決める
④手順を知るために「段取り」を整える
⑤ムダを省くために「仮説」を立てる
⑥躊躇を取り払うために「心理的要因」を探る
続きは本書で♪
下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)