マネジメントを楽にし、自立的な組織をつくるポイントとは?
こんばんは。
中野祐治です。
今回読んだ本の紹介です♪
ゆるリーダーシップ
渡邊幸洋 著
●臆病社長がたどり着いた「ゆるリーダーシップ」
著者は北海道にある社員20名ほどの製造業の経営者。27年間ほぼ赤字続きのときに会社を引き継ぎ、業績を改善させるために改善策を強制的に実行。
業績は徐々に改善していったが、「やり方についていけない」と、立て続けに退職者が出た。
改めて「業績を大事にしながら、社員を大切にする」と決意し、社員の声を聞くことを徹してきました。
すると改善どころか売り上げは2倍になり、業績が上がっていったのです!
このことから気づいたのは、全力で会社を引っ張るだけがリーダーシップではなく、「ゆるリーダーシップ」というマネジメントスタイルもあるということです。
●「ゆるリーダーシップ」に必要なマインドセット
「ゆるリーダーシップ」を成立させるために、リーダーが守りたい5つの考え方があります。
①部下の考えを尊重する
考えを尊重するときは、リーダー個人の価値観は捨てること。
②失敗を推奨する
この場合の失敗の推奨とは、成功ではなく、挑戦することのハードルを下げることが目的です。
③完璧を目指さない
完璧を目指すことで、心の余裕がなくなるのを避けたいからです。
④経営理念をぶらさない
経営理念は、会社の存在意義やなんのために?というものを表しているものです。会社に所属する人の考え方や行動の基準になります。
⑤成果を出すことは必須
業績を上げれて、はじめて人を大切にすることができます。人を大切にしないリーダーは淘汰されるし、成果を出せないリーダーも淘汰されます。
●信頼関係の土台は「ちょうどいい距離感」
リーダーが部下との信頼関係を築くために必要になるのは、「ちょうどいい距離感」です。
それには部下とつかず離れずの距離を取ることが重要です。
距離を取りすぎても信頼関係は築けません。
部下が困ったときに、「困った」と声をかけられる距離にリーダーがいることが重要です。
そして部下が声をかけてくるまでは、リーダーは干渉しません。部下に何も求めません。
その役割で果たすべき業務をこなしていればOKです。
●マネジメントを楽にするために「やめる」こと
結論から言います。マネジメント業務を辞めてしまいましょう。単純にやることが減るため、楽になります。
マネジメント業務には、部下の目標設定、部下の評価、部下の行動管理などたくさんあります。
しかし、その業務、どのくらい効果がありますか?
そのマネジメント業務をすることの負担に対して、どのくらい効果を得られていますか?
「ゆるリーダーシップ」を実現するためにも、少し無理矢理に感じるかもしれませんが、一度マネジメント業務をやめてみることを提案します。
続きは本書で♪
下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)