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今やファッションもヴィーガンがトレンドの時代!知っておくべきヴィーガンアパレル5選!
こんにちは!テテマーチ、ニューヨーク情報局のりゅりゅです。
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ヴィーガンといえば、まっさきに思い浮かぶのはもちろん食べ物ですが、なんとヴィーガンブームはファッションのフィールドまできているのです。
本記事の内容:
・ヴィーガンアパレルとは
・ヴィーガンアパレル界を引っ張る代表ブランド
・NYのヴィーガンアパレルショップ現地レポート
・ヴィーガンファッションウィークについて
・ヴィーガンアパレルの今後についての考察
ヴィーガンアパレルとは?
そもそもヴィーガンのアパレルとは一体どんなものを指すのでしょうか?
定義は食品や化粧品と同様、動物に関係するものを一切使わないことが第一条件です。
(出典:https://vautecouture.com/)
簡単にまとめると、「ヴィーガンアパレル=アニマルフリーの衣服」のことです。
なので、ヴィーガンアパレルは
・レザー
・毛皮
・羽毛
・シルク
・カシミヤ、アンゴラ、ウール
・シェル
等の動物性の素材を使用していない衣服のことです。
ヴィーガンファッションを見つけるにはベルトやカバンなどのアクセサリーでも同様に、表示ラベルや商品タグを念入りにチェックする必要があります。
しかし実際のところ、すべてを毎回きっちりチェックしたとしても、糸やボタンの素材まではわからないこともあり、自力で完璧なヴィーガンアパレルを探すことは大変です。
しかし近年、そんな苦労するヴィーガンの人のためにも、また新たなファッション界の流行としても、ヴィーガン専門のアパレルブランドが続々と登場しています!
(出典:https://www.stellamccartney.com/gb)
ヴィーガンアパレル界を引っ張る代表ブランド
ヴィーガンのトレンドに合わせ、既存の数々のブランドがヴィーガンラインのアイテムを開発していますが、「100%ヴィーガン素材のみを使用したブランド」が、現在、アメリカ、そしてヨーロッパ諸国を中心に数多く登場しています。
日本ではまだまだ馴染みの薄いヴィーガンアパレル、まずはアメリカ発のものからご紹介いたします。
「Anastasia Bones」
フロリダ生まれのブランドで、ピュアなアニマルフリーの素材のみを使用しています。このブランドのオーナー/クリエイター/デザイナーであるボーンズは、なんと18歳という若さで自分の好きなファッションブランドのマネジメントポジションに立ち、その後22歳で自身のブランドを設立。ヴィーガンファッションの業界でも勢いがあり注目度の非常に高いブランドです。
(出典:https://www.anastasiabones.com/ )
「Hiareth」
LA生まれのブランドで、こちらももちろんアニマルフリーです。アカデミー賞主演女優賞などにもノミネート暦のあるNY出身の女優、ルーニーマーラが親友と共に2018年に設立したブランドで、まだまだ出来たばかりですが期待が高まっています。
(出典:https://www.hiraethcollective.com/ )
「Vegetaryn」
LA生まれのブランドですが、こちらはヴィーガン、フェアトレード、エコフレンドリー、サステナブルファッション(廃棄物を削減でき、環境にやさしい素材)、スウェットショップフリー(低賃金労働を防ぐこと)、エシカリーメイド(倫理的に社会に配慮したもの)といったスローガンを掲げていて、ヴィーガンなだけでなく社会のすべてを考慮した商品作りを徹底しています。
上記2ブランドがシックなムードなのに対し、VegetarynはカジュアルでポップなデザインのTシャツなどを多く取り扱っています。
(出典:https://www.vegetaryn.com/)
「Stella McCartney」
イギリス発の有名・高級ブランドであるステラマッカートニー。実はヴィーガン・ベジタリアンを徹底したブランドなのはご存知でしたでしょうか?ブランドを設立したデザイナーのステラ自身が動物愛護と菜食主義を掲げているので、自身のブランドでもアニマルクルーエルティーフリーの素材しか使用していないそうです。
(出典:https://www.stellamccartney.com/us)
「Save the duck」
ダウンジャケットを中心としたアパレルを展開しているイタリア発のブランド。アニマルフリーの素材のみを使用していて、ブランド名の通りアヒルがトレードマークです。私自身、冬にダウンを買おうとCentry21やMacy’sなどのデパートに行った際にも、たくさん見かけました。
(出典:https://savetheduckusa.com/)
どこで手に入るの?NYのヴィーガンアパレルショップ現地レポート
一番の理想は各ヴィーガンブランドの路面店や専門店があることですが、まだまだヴィーガンファッションブームはスタートダッシュの段階なので、ほとんどはオンラインでの取り扱いとなっています。
そんな中でもヴィーガンアイテムを仕入れるお店は少しずつ増えていて、NYでは「Habit」, 「Allsaints」といったセレクトショップでヴィーガンアパレルの商品が数多く取り揃えられています。
そして今回は、ヴィーガンシューズを中心としたヴィーガンアクセサリーの専門店である「Moo Shoes」に実際に行ってみました。
アメリカ国内の店舗はNYのLower East SideとLAのSilver Lakeの2店舗で、どちらも2014年にオープンしています。
こちらがマンハッタンの店舗です。
店内はさほど広くはありませんが、靴からカバンまで品揃えが豊富です。
フットウェアーはかなり充実していて、男女関わらず夏物から冬物までしっかり取り揃えられていました。
そして真っ先に私が注目したのは「Dr. Martens」です。
アメリカでも日本でも人気のイギリス発ブランドですが、ヴィーガンシューズがあることは知りませんでした。
100%VEGANのタグもついているこちらは合成皮のみを使用して作られたシューズです。
ちなみにPETAというイギリスの動物愛護協会が毎年行っているヴィーガンファッションアワードでも、昨年ベストヴィーガンブーツコレクション部門として入賞しています。
PETAのサイトをチェックするとヴィーガン専門のブランドだけでなくとも、日ごろ親しみのある「H&M」や「PUMA」などの一般的なアパレルブランドから出ているヴィーガンの商品もチェックすることができるので、非常に便利なサイトとなっています。
こちらも人気のドイツ発のシューズブランド「Birkenstock」。
アイコニックなおなじみのサンダルですが、しっかりヴィーガンマークがついていました。
こちらはBCというカリフォルニア発のブランドのパンプスで、可愛くVEGANのロゴマーク付きです。
このようにVEGANのプレート付きのスニーカーなどもあり、ヴィーガンが素材としてだけでなくお洒落なシンボルとしても活躍していることがわかります。
さらに!店員さんに聞いた一番の人気ブランドはこちらの「NOVACAS」。
ブランド名のNOVACASはスペイン語・ポルトガル語共に「No Cow」という意味で、レザーは一切使用せず独自開発の通気性の良いマイクロファイバーで生成された合皮のみを使用しています。
シンプル、ベーシックなアイテムが多く誰もが手に取りやすいデザインです。
なによりも、一度に数多くのブランドの商品を比べることができるので、ヴィーガンシューズやアクセサリーを探す方にはうってつけのお店でした。
出口でもしっかりヴィーガン向けのメッセージがありました。さすがヴィーガンシューズの専門店ですね!
ファッションウィークのヴィーガン版?ヴィーガンファッションウィークがLAで初開催!
世界各国で毎年開催されているファッション界の一大イベントといえば”ファッションウィーク”ですが、今年2月1日~4日、ついに世界初の”Vegan Fashion Week(VFW)”がLAで開催されました!
(参照:https://www.nytimes.com/2019/02/06/style/vegan-fashion-week.html)
VFWのディレクターはフランスのヴィーガンファッションスタイリストであるEmmanuelle Riendaで、初の試みであるにも関わらず成功裏に終了。Anasgasia BonesやDr.Martensなど数々のブランドが参加し、大反響を呼びました。
「今と向き合う」というテーマのもと、アニマルクルーエルティーフリーを訴えることはもちろん、環境や科学との付き合い方を考えるといった多様な意味を持つショーとなりました。
そしてなんと今年10月10日~15日には、再びVFWがLAに帰ってきます!
(参照:http://www.vildamagazine.com/2019/02/the-best-looks-from-vegan-fashion-week/)
第一回目に比べ規模が拡大する予定で、さらなる盛り上がりを見せることでしょう。
ヴィーガンファッションの今後
ヴィーガンアパレルブランド・アイテムを調査しながら感じたことは、単にアニマルフリーなだけでなく、同時に倫理的に労働者への配慮をしたもの、環境に配慮したものが非常に多いという点です。
ヴィーガンという考え方を中心として動物、人、地球に優しい商品が作られていくことはとても素敵なことで、これらの注目度はますます高まっていくと思います。
ヴィーガンブームは食から始まりましたが、衣食住の衣という、生活で絶対欠かせない要素の一つであるファッションに対しても、ヴィーガンのアイテムを積極的に選ぶという考えがトレンドとして広まっていることは確かです。また、ヴィーガンファッションという動物や環境に配慮したライフスタイルを選びながらも、ファッションを楽しむことを妥協せず、さらに買い求めやすくなってくるかと思います。
(出典:https://vautecouture.com/)
今後、さらなるヴィーガンに特化したブランド開発、また既存のアパレルブランドへのヴィーガンラインの登場など、ヴィーガンアイテムの展開は加速していくと予想されます。
特にアメリカや一部ヨーロッパ諸国では、環境や動物に配慮したブランドでなければ生き残れない、と言われているほどにファッション界の新たな基本となっているため、今後日本にもその波がくることは間違いないでしょう。
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