ひたちなか市議会で不登校の「出席扱い」「成績」のつけ方、起立性調節障害について質疑がありました(2022.12.14)
不登校の「出欠」の扱い、「成績」のつけ方、起立性調節障害の状況や対応について、宇田貴子議員が、12/14 ひたちなか市議会で質疑くださいました。
●宇田貴子 ひたちなか市議員の質疑
・不登校の「出欠」の扱い、「成績」のつけ方
・不登校で成績欄に1がついたり空欄である場合とは?
・起立性調節障害の人数、対応
●野沢教育長の答弁
・校長が認める場合の出席扱いについて
出席簿(出席状況の記録)の上では「欠席」となるが、
指導要録(児童生徒の指導の過程や結果の要約の記録)の上では「出席扱い」となる。
・「出席扱い」の条件
(1) 保護者と学校との間に十分な連携協力関係が保たれていること
(2) 教育委員会等が設置する教育支援センター等の公的機関、これに通うこと、またその公的機関、本市でいえばいちょう広場だが、そこに通うことが困難で、一定の要件を満たしていると校長が判断した民間の相談や施設、指導施設。
(ただし、学校と教育委員会とその施設が十分な連携が取れていること)
・成績欄が空欄である場合
保護者と相談をしてちょっと評価を待っててほしいと、そしてもう少し頑張ってみるからその次の評価の時に適切な評価をしてほしいと、そういう学校と保護者との話し合いのもとに空欄という措置をとる場合は認められています。
・起立性調節障害の人数、対応状況
自覚症状があり起立性調節障害と疑いあり(健康度判定にて):1164名(全児童生徒数の9.85%)
医療機関を受診し起立性調節障害の診断が出ている:56名
診断はされていないが疑いのある児童生徒:93名
合計149名(全児童生徒の1.26%)
→教職員間の情報共有、市養護教諭部会と連携し保護者への周知を図る。
●宇田貴子 ひたちなか市議員の最後の言葉
ただ学校に行けなくなっただけで、もう未来がないと、生まれて10年前後の子どもが死ぬほどの苦しみの中にいつまでもいることがないように、(中略)保護者支援も含めて、本当に丁寧な対応をしていただきたいと思います。
●動画:5分頃〜12分頃、21分頃〜30分頃、44分頃〜60分頃
https://www.city.hitachinaka.lg.jp/gikai/g_katsudo/1001806/1008157/1008158/1011310.html
文責
不登校・多様な学びネットワーク茨城
西澤 博