【図解】「家のことば」と「あっぱっぱ」(DAY278)
皆さんのお宅にはありませんか?
その「家」でしか通じないことば。
家族の誰かがふと漏らしたことばだったり、
ちょっとした言い間違いが定着しちゃったり。
そんなことば、ありませんか?
先日、わたしの祖母(故人)の思い出話から、
祖母が言っていたあることばが、
この、「『家』のことば」に
当てはまるんじゃないかという話になりました。
図解にすると、こんな感じ。
そのことばが生まれた背景や経緯なんかは
時間の経過とともにどんどん薄れていく。
(最後に少し上げているのは、
歴史を掘り起こしてほしいという希望からです)
一方で、「家」のことばらしさ、というか、
当たり前にその家にことばが根付くのって、
徐々に盛り上がっていくような気がして。
その言葉の背景を再び掘り起こした後なら、なおさら。
こうやって、家の背景とともに、
その家独自のことばが、
深まっていくんじゃないかなと思うんです。
ちなみに祖母が言っていたことばは、
「あっぱっぱ」
でした。
祖母は、ハワイのムームーのような
ゆるいワンピースのことを
「あっぱっぱ」と呼んでいました。
家族とこの話題になった際、
「どんな経緯で
『あっぱっぱ』なんて言い始めたんだろね」
なんて穏やかに話していたところですが、
実はこの「あっぱっぱ」、
わが家だけに存在することばではなく、
きちんと社会的に存在していたようです。
大正末から昭和初期にかけて発生したことば。
・・・へえ!!!
「あっぱっぱ」が
我が家だけに通用することばではないことが分かり
スッキリしたような、少し寂しいような・・・!
でもきっと、
私たちが気付いていないだけで、
ほかにもたくさんの「家のことば」が存在して、
無意識にソレを使っているんだろうなあ!
あなたのお宅ではいかがですか?
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