どくだみ茶とクラリモンド(DAY404)
お茶をしながら、
ゴーチエの「クラリモンド」を
思い出してしまった。。。
朝茶。してます。
どくだみ茶だけど。
お茶してる傍で犬が遠吠えしてたけど。
茶器が「それっぽい」感じだったら、
お茶の時間も「それっぽい」のです。
だから、ふてぶてしくしれっと、
朝茶、してます。
茶器から
ひとしずく、ひとしずくと
お茶が落ちるたんびに、
豊かな時間を過ごしている実感と併せて、
「死霊の恋」の
クラリモンドを想い出します。
聖職者に恋をした吸血女クラリモンドは、
睡眠薬で眠りにつく
聖職者の指に(腕だっけ?)
ぷつりと針をさして、
まあるく膨らんだ血液を
「ひとしずく、たった、ひとしずく・・・」
と小さく吸い取ることで
命を長らえていたのでした。
お茶を淹れたときの
「ちったん」が、
クラリモンドのいじらしい様子と重なり、
ああ、お茶って
生きているのかもしれないなあって
妄想ワールドへようこそ!
になってしまうのでした。
クラリモンドのお話は
もともとはフランス文学。
芥川龍之介をはじめ、
複数の方が日本語訳を発表してます。
きっと、理想の「クラリモンド」が
それぞれに存在して、
それぞれの耳に
物語を囁きかけているのでしょう。
お茶の淹れ方も、
淹れる人によって様々、味も様々。
日によって異なる。
次に
お茶を淹れるときは、
クラリモンドに想いを馳せてみようかな。
鉄の味がしたら、どうしよ笑
そんな、しょうもないひととき。
今日も、いってらっしゃい。