陰キャ・コミュスキル難ありが作ってきたもの
私は今年で勤続22年になる。
入社は親のコネなんで偉そうなことは言えないけども、どんなきっかけだろうと入れたものは入れたままを維持したくてしがみついてきました。
いろいろあった……辞めたかったし逃げたかった修羅場もあったしデスマーチもあったけれどもなんとかここまでやってきた。
今はコロナ禍の影響もあり、働き方改革やらなんやらでリモートワークでほぼ働ける。ありがたい。贅沢を言えば母が最初に倒れた5年前や私が最初に倒れた14年前にできててほしかったけれどもそれはもうしゃーなし。
そしてデータのクラウド化や属人化防止のためのマニュアル整備などがどんどん進んで行き、マニュアルもマニュアル制作ツールが導入され、レイアウトが統一されてて手順が画像でわかりやすくなるようになっているマニュアルがどんどん量産されていく。
私も自分の業務や、数回しかやらないであろう社内の手続きやこまごました雑務などを手順すべてスクショやスマホのカメラで撮影してマニュアルにまとめて社員が見ることができるようにしている。誰も見てねぇけど。存在知られてないけど。
このマニュアルの中で一つだけ私が意識していることは
エスケープの手段、キャンセルの手段、リカバリ手順を必ず記載するようにするということ。
たぶん、昔の上司がこれを見たら苦言を呈すであろう。
マニュアルというのは操作手順でのミスをなくすためのものであるからミスが起きた場合のリカバリをマニュアル化するというのはいかがなものか。ミスありきのマニュアルはいかがなものか、と。
うるせえ。だまれ。今なら言えるけどその時は猫かぶってたから言えなかった。
今なら言える。うるせえ。今までミスしたことの無い奴だけがアタシに石を投げるがいい!!!!(いろいろ飛んできそう)
まぁとにかくにんげんだもの。ミスはする。
私は忘れっぽいしせっかちなのでミスは量産している。
リカバリの手順に関しても大体覚えているくらいには経験値を積んでいる。
なのでそれをマニュアル化した。
こういうミスをしたらこの手順。これならばこうする。こうして戻す。修正を取る。結構いい感じに作れたと思う。
おかげで、同じ売上計上業務をする後輩たちがミスった時に
「とりあえずこのマニュアル見て対応してみて。難しかったら聞いて。」
とマニュアルURLを渡しているのだが今のところこれでダメでしたという報告も、ここがわかりませんという質問も一個も来ていない。全部無事に修正作業が完了している。
仕事について言えることは……
情報はすべてを制すからなんでもいいから貪欲に吸収する
ミスはだれでもやる
ミスの原因を探る、対策を立てる、反省するのは後でいい。一番最初にやるのはリカバリ手順の構築であるべき。
そして流れをたどって関係部署の関係者に確認を取って、最終的な形が見えてから着手する。
とにかく落ち着く。焦ってはいけない。嘆いてもいけない。時間は戻らないのだから戻らないものは戻さない。
自分の目の前にある選択肢の中から、一番有用で有効なものを選択するために”知っている人”に確認しながら対応すること
誰が関係者か、影響を被るかを見極めて報告は必ずする。上司があてにならなかったら上司すっ飛ばしてでも担当者を大事にする
こんなところかな。
私はほとんど引継ぎを受けていない業務で情報を積み上げてきた。経験も積み上げてきた。
業務をゼロから作って今はかなりのデータベースを構築してきている。そんなところから、情報は生死を分けるくらいに重要だと思ってる。
そして営業担当者などがどんなに嫌いな人でも情報共有だけはして、致命傷を与えないようにする。自分がミスったときに死なずに済む。
新人さん、頑張れ。
君たちは今のうちにミスをしなさい。いまやらかすミスはかすり傷なことが多い。その時に報告したら助けてくれる人を見極めたほうがいい。
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