見出し画像

日本神話タロットとウェイト版の比較 勾玉の3

ペンタクルの3です。私はよくこのカードを見るような気がしますが、きっと印象に残っているのでしょう。好きなカードの一つなのかも知れません。

ウエイト版は彫刻家の男性、設計図を持った僧と建築家が話をしています。3人で協力しながら仕事に向かっているように見えますが、3人で話し合うのは難しい気がします、尊重し合ってお互いにお互いの仕事を任せているのかなと、私は読んでおります。

日本神話版を見てみます。
因幡のウサギの話はあまりにも有名かなと思います。
因幡のウサギは海を渡るのに、ワニをだましてワニの背の上を渡って島からここまでたどり着きました。たどり着いたときにワニを利用したことを伝えると、一番陸地側にいたワニに噛みつかれ海の中に引きずり込まれてしまいます。

それをオオナムチより先に通った兄たちが、
「海水に入って山の上で風に当たると治る」とひどく悪化させるようなことをいうものだからさらに事態は悪化した。

オオナムチは兄たちの仕業だとすぐに気付き因幡のウサギに真水で体を洗って蒲の穂を集めてその花粉をまとうようにいいました。
蒲の穂の花粉には止血の効果があるそうです。

因幡のウサギはよほどうれしかったのかヤカミヒメを娶るのは、オオナムチだと予言しました。

勾玉の3はオオナムチの知識や才能などを因幡のウサギが見出すような物語です。ちょっとウエイト版のペンタの3のニュアンスとは違うような気がします。が、仕事や知識などが認められるという意味は十分に取れると思います。日本神話タロットではそちらの意味で取ってあまり、協力してというニュアンスで取ることは少ないように思います。


サポート嬉しいです。 書籍、カードなどの購入費や設備費に使用させていただきます。