アジャイルな姿勢を持ちながら進む
5月くらいから、たまにQuoraで回答していたりします。回答している質問の多くはアジャイル開発のことについてのトピックです。回答を書きながら、Agile Developmentに対する訳語を「アジャイル開発」よりも「アジャイルな開発」にしたほうが、自分の中でしっくりくるということに気づきました。
それはどういうことか。「アジャイル開発」という開発プロセスにフォーカスするよりも、 "アジャイルな姿勢" にフォーカスしてそれを前提に開発を行っているという形で捉えた方が自然に思えたのです。ここでいう "アジャイルな姿勢"とは何かというのは、アジャイルマニフェストに書いてある通りです。
そう考えたきっかけは、自分が Developer Relationsという役割をやるようになったことにあります。アジャイルコーチとしては、アジャイル開発に興味があるところの現場を中心に接していました。Developer Relationsという役割では、開発プロセスに関係なく、いろんなエンジニア・デザイナーの人たちと接する機会が増えました。
いろんなエンジニア・デザイナーの人たちとお話しするようになった頃にはアジャイル開発の話は一般的でした。セッションの中で用語の説明なく、スクラムの話が出てきたときには驚きがありました。
アジャイルコーチとして、エンジニア・デザイナーと接していた時には、例えば全員 Scrum Boot camp the book を読んだことがあって、当たり前のようにスクラムがあり、当たり前のようにペアプロという選択肢がありました。
その周囲には、そういう状況ではないエンジニア・デザイナーもたくさんいます。しかし、彼らが意識しているかどうかに限らず、話を聞いてみるとアジャイルな姿勢を持っていることはよくありますし、これが一般的になってきているなという感覚も個人的には持っています。
それぞれが離れて作業をしていると、コミュニケーションが生まれにくくなるものです。フィードバックサイクルを短くするという取り組みを通してコミュニケーションを増やしていく、という試みはいいのかもしれません。
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