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マーブル

KANA-BOON 「マーブル」

【毎日noteに再チャレンジ!思い出に残る・印象に残る曲について、1日1曲ピックアップします。⑪】

昨日の夜、シェアハウスで突発的にノスタルジーにまみれた話になりました。思い出は一つ出てくればどんどん出てくるもので、ぽつりぽつりと、それぞれの思い出が顔を出しました。

「あの時、言っときゃ良かったなー」

「戻りたいもん。あの時に。」

同居人が言った言葉に、半分くらい頷きました。

半分くらい。私としては。

今の自分から見たら、戻ってやり直したいタイミングはもちろんある。後悔している選択も、楽しすぎてまぶしくて、もう一回身を置きたい瞬間もある。

だけど、そこに行ってやり直したり、選びなおしたり、もう一度楽しんでまたこの年になったら、「でもやっぱり」ってなると思うんです。

やり直した自分は、今の自分とは全く別の自分になっていて、まったく別の自分は、まったく別の気持ちをもって、また別のタイミングについて「やり直したい。戻りたい」と感じると思うのです。

結局いたちごっこというか。どこまで行っても完璧な満足できる結果にはならないと思うし、いろいろ思うところがあって過ごしてきた過去の延長線上にある今が、私はなんだかんだ好きなのです。

そうは言いつつも、大切な人やモノを失ったりした人にとっては、どうしても戻りたいと思ってしまう局面もあると思います。私にも、その思いはあります。だから、半分くらいは過去に戻ってやり直したり、選びなおしたり、もう一度楽しんでみたい。

メンバーの脱退後に発表されたこの曲。カナブーンの歌は「忘れないで、忘れられないよ」といったメッセージが込められていることの方が多い印象だったので、最初に聞いたときは何か新しさを感じました。

嘆いても戻らないし、進んでいくうちに記憶は鮮明さを失ってしまう。悲しいけど、それが正しいのかもしれない。時がたって、君はきっと変わるけど、僕は変わらないでいるから。

そんなメッセージが込められているように感じます。

私としては、「僕」も変わっていていいとは思うんですけどね。

「なんかさー、もう幸せになってたらいいなって思うよ。私は私で、今の私を取り巻く神羅万象が気に入ってるしね。」

同居人の言葉は、ちょっぴり切なくて。

でも、そんな切なさを胸に抱いて生きている姿が、すごくきれいで、人間的でいいな、なんて思ったり。

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今日はまた大胆にお散歩コースを変えて歩いてみました。住宅街を抜けて、少し森のような空間を抜けて、また次の住宅地へと進む道。マスク越しにちょっと湿った森のにおいがして気持ちよかったなぁ。