SAKURA
いきものがかり 「SAKURA」
【毎日noteに再チャレンジ!思い出に残る・印象に残る曲について。1日1曲ピックアップします。⑤】
早くも2回目の登場、いきものがかり。
春、それぞれの道を歩むという決断をしたことで、離れ離れになってしまう二人を描いたこの歌。桜、という日本人が愛してやまないこの花をモチーフに、切なさが胸にこみあげるような詞を歌っています。
桜はとても美しい花だけど、どこか儚げな雰囲気を漂わせていて、それが多くの人々の心を揺さぶり、詞が生まれるのを促すのかもしれません。さくら、という音の入った曲は本当にたくさんありますよね…!
私も、その可憐な花の様子にひかれたクチだったので、少し気に食わない桜がありました。
八重桜です。
ちょっとモリっとした、花がボリューミーな桜です。花を咲かすと、枝いっぱいに濃いめのピンクがもりもりついた感じでゴージャスな感じになります。
ソメイヨシノやしだれ桜のような可憐さが好きだった私の好みからはやや外れた桜でしたが、この桜は中学・高校の校門の前の通りに何本か植えられていたため、春は毎年見る桜でした。
桜のシーズンの終わりころ、中学生だった私は学校の周りの道を走っていました。中学校の頃はバスケ部だったので、ランニングメニューが定期的に組まれていたためです。
当時、部活終わりに毎日一緒に帰って、くだらないことで大爆笑して、たまに焼き芋やアイスを買い食いして、ふざけて「愛人」なんて呼んでいた友達がいたのですが、彼女がこう言ったのです。
「私さ、葉桜の方が好きなんだよね。特に八重桜とかさ、桜餅みたくてよくない?」
もりもりしていてちょっと…と思っていた八重桜がすごくかわいいものに見えました。本当に一瞬で、イメージが変わったのです。
それからは、ちょっと葉がついてきた八重桜を見るのが好きになりました。
「あ、桜餅になってきたねえ」
なんて言いながら。
その子の音楽プレイヤーの最初に入っていた曲が「SAKURA」でした。自分の音楽プレイヤーを持ってなかった頃、どんなタイミングだったかは忘れてしまったけれど、その子がイヤホンを片耳貸してくれて聞かせてくれたことが印象に残っています。
ちょっと小さめな声で「いいよね、この曲。」って言っていたのを思い出していました。
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雨が上がったのでお散歩リベンジできました。ソメイヨシノなどはかなり散ってきてしまっているけれど、しだれ桜はまだ花を残していました。(八重桜は見つけられず…)昨日の夜はかなり風が吹き荒れて嵐のようなお天気だったことを考えると、植物の生命力の強さを感じます。
写真は数年前に作った桜餅。意外と簡単だからまた作りたいな~