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井戸に投げ込まず、言葉にすること。

ライティング・ライフ・プロジェクトのメンバー募集は、10/19(木)中で終わりです!

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「日記じゃないからいいんですよ!!」

語気を強めて言ってくれたのは、2期のライティング・ライフ・プロジェクトを受けてくれたMさん。
ライティング・ライフ・プロジェクトを受けてくれた後、さいきん縁があって直接お会いできたのです。

正直に言うと、2年もサービスを提供していながら「どうして日記じゃダメなのかなぁ?」とぼんやり考えて、答えが出ないままだったので、この言葉にハッとしました。

「日記だと、作っちゃうんです。ストーリーを。でもライティング・ライフ・プロジェクトの書くやつだと、ただダラダラ書くだけ。だからいいんです。」

そう教えてくれたのです。

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わたしは、ひとの話を聞くときに、あえてネガティブな感情を表現する時があります。分析・批判が得意な乙女座なので、そのあたりはお手の物なのです。

例えば
「高校生の息子が勉強しなくって…」
と困っているひとの話を聞くときは
「ムカつきますよね~!わたしも長男が高校生の時は、本人にめっちゃ怒りました!!」
と、どのようにわたしが息子を罵倒したかを伝えます。

そうすると、空気が少し緩む気がします。

ずっと昔、家族が心療内科に長く通院していたときも、その心療内科の良くないところを言うと、なぜか症状が改善して通院が終了したこともあります。(もちろん、因果関係は不明)

でもね、思うんです。
みんな、ネガティブな感情を避け過ぎてるんじゃないかって。
怒りとか妬みとかひがみとかそういうの。

ちゃんと生きようとがんばっているひとほど、
そういう感情をないことにしている。

なかったことにされた感情はどこに行くのか?
心の奥の井戸に放り込まれるのです。
誰の心にも井戸があって、その奥にはなかったことにされた感情が渦巻いています。
わたしは、その井戸の中にいるわたしを「貞子」と呼んでいます。
自分なのに、自分として表現されることなく井戸に放り込まれ、未練と恨みを持つ存在です。

貞子はあなたに呪いをかけます。
「怒っちゃダメなんでしょ?」
「妬んだりしちゃいけないんでしょ?」
「ひがんでるわたしが悪いんでしょ?」
そうして、ネガティブな感情はどんどん井戸に放り込まれ、貞子の呪いは強くなっていくのです。

たぶんね、日記だとそこにストーリー性が入ってしまうせいで、ネガティブな感情が表現されにくいのではないかと思うのです。ネガティブな感情もポジティブな感情も、全てのものを感じたままに表現する。
そうすることで、感情を井戸に放り込まなくてよくなる。
そのことを、Mさんは教えてくれたのだと思うのです。

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全ての感情はあなたの分身であり、存在価値があります。
イライラもモヤモヤもクヨクヨも全てです。
それらもあなたの大事なエネルギーで、それらを含めてあなたが自分を表現することで、あなたの持つ存在の力がすごいパワーを持ってこの世界に顕現されるのです。

そういうの、見たくないですか?
わたしは、めっちゃ見たいです!!

世界中の全てのひとが、自分の存在の力を世界に向かって発揮しているところを。


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すがこ
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