神は細部に宿る。
長らくメンタル低空飛行だったのですが、ちょっとずつ動けるようになってきました。どんな楽しさも長続きしないように、どんなしんどさもやっぱり長続きはしない。ずっと可哀そうな自分でいることはできないのです。
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先月からヒューマンデザインのひとつ上の講義を受け始めています。
どんどん細かい情報にフォーカスしつつあるのですが、もう、なんというか
「神は細部に宿る」
という言葉を噛み締める日々なのです。
ヒューマンデザインについて多少の知識がある方なら「ああ、アレか」と思い出してくれると思うのですが、ヒューマンデザインのチャートを出すと両側に惑星のマークと小数点以下一桁の数字が羅列しています。
これらの数字は全部で384種類あって、それぞれなんらかの個性を表しています。これらの元になっているのは東洋の易経で、そのおおもとは陰陽の組み合わせ(64卦)から成り立っています。つまり宇宙万物の原理を64種類に分類したのが易経ということですね。
ヒューマンデザインではこの64卦の個性や役割にはさらに細かなステップがあり、それが小数点以下で示されています。それはまるでフラクタルとらせん構造が組み合わさったような調和的な美しさです。
だから、同じ「1」を持っているひとでも「1.1」を持っているひとと「1.6」を持っているひとでは、その個性は実はかなり違います。かなり違うのですが、ひとつの役割の異なるステップということには変わりなくて、それは自分に当てはまった時に容赦なくブッ刺してきますww
もうね、キーワードがひどい。
「傲慢」だの「疲労」だの「無知」だの、救いがない。
セッションで相手に伝えられる気がしない。その場でzoomから退出されるのではなかろうか?という恐怖の予感しかありません。
でも、自分のことを受け取った瞬間、不思議とフッと肩の力が抜けるのを感じます。自分にダメ出ししていたところ、恥じていた性質を
「あなたはそのように設計されています。」
と伝えるために、そのショッキングな言葉たちは必要だったし、
そのような一見ダメな個性も、全体の中では唯一無二の大事な歯車なのだと実感させてくれるのです。
だから勉強すればするほど、宇宙万物の原理が自分の中にインストールされるのを感じつつ、なおかつ肩の力がどんどん抜けていくという、なんとも言えない不思議な時間を過ごしているわけです。
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そしてつくづく思うのは、
誰かのようになろうとするってほんとうにムダだっていうこと。
わたしにはたくさんの尊敬する人たちがいて、ずいぶん長いことその人たちみたいになりたいと思ってきたけれど、その人たちは自分の個性を存分に発揮しているから素晴らしいのです。
自分にないものをまるであるかのように振る舞ったり、あるものを無いかのように装ったりしても、そこから発揮されるエネルギーはどこかいびつだし、そのいびつさはあなたの世界のありとあらゆる大切なものを遠ざけてしまう。
ひとりひとりにとって本当に大切なものを間違って手放さないためにも、一緒にヒューマン・デザインを使って個性を紐解いていけるといいなと思っています。
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ヒューマンデザインで本来の自分を見つけてみませんか?