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簿記の勉強、やめました

 2025年1月2日から毎日欠かさずやっていた簿記三級の勉強を、本日付でやめた。「100のやりたいこと」に書いて、朝のルーティーンにまで組み込んでいた簿記三級の勉強をやめた。今回の記事ではその理由を書いていく。



結論

 今の自分のやりたいこととは違うから、というシンプルな答えが結論。この結論に至った経緯は、最近読んだ「怒らない習慣力」という本にて、自分のやりたいことを得たい感情にフォーカスして考えたことがきっかけだ。要するに、「それを達成して、自分はどんな感情で日々を過ごしたいのか」ということを考えた、ということだ。
 詳しくはこちらの記事を読んでほしいのだが(怒らない習慣力【本の紹介】|nuts)、私は日々愛しさ、安心感、探求心を感じながら生きていきたいと思っている。(この記事を書いたあとに、私の得たい感情は「温もり」や「わくわく」という言葉にも置き換えられるな、と思った。最近つぶやきで、「茶色は温もりを感じる色だからか、土を耕していると落ち着く」という趣旨のことを投稿した。この理由からも、家庭菜園は、私の得たい感情に合っているのだな、と思った次第である。)
 では、その「自分の得たい感情」と、そもそも簿記の勉強を始めた目的を照らし合わせてみる。

〇お金の勉強の延長

 去年末の数か月間、私はお金の勉強にどハマりしていた。これまで関心を持ったこともない分野で、何もかもが私にとって新鮮だった。その流れでFP三級の資格を取得した。FP三級の勉強はその時の私にとって、とても興味深く面白いものだった。
 この流れで、FP二級、簿記三級、簿記二級、ビジネス会計検定三級、ビジネス会計検定二級、あとは投資にハマっていたこともあり、証券外務員一種、二種の資格を取るのもいいなぁなどと妄想していた。しかしFP三級の試験が終わったあと、改めて休職中の過ごし方や復職後の余暇の過ごし方を考えたときに、「そこにあまり時間を使うのは疲れてしまうなぁ」と思った。この段階で、「FP二級、簿記三級、簿記二級」に絞った。(後にITパスポートや基本情報技術者が加わる。)

〇今後、何かの役に立ちそうだから

 その後「100のやりたいこと」を改めて考えなおしたときに、お金の勉強は簿記三級、興味があれば簿記二級までにしようと思い直した。とりあえず簿記三級は取っておこう、と思った。そしてさらに、ITの勉強に関しても、ITパスポートまであればひとまず十分だろうと思った。
 「とりあえず取っておこう」「ひとまず十分だろう」ーーこれは、どういう意味でそう思っているのだろうか。おそらく、『簿記もITパスポートも有名な資格で、勉強しておいて損はないだろうし、難易度もそこまで高くない』という思いがこの言葉たちには含まれている。
 勉強しておいて損はない、というのは、簿記の勉強をやめようと決めた今もそうだと思う。そもそもよほどのことを除き、勉強しておいて損なことなどないと思っている。どの分野の勉強も、何かのためにはなると思う。どれだけためになるかというのは、その人の勉強の姿勢や、その人がその先が何に関わることがあるかにもよるだろう。私も小学生の頃、何のためにやらされているかわからなかったピアノの習い事が、その先意外なところで役に立ったことがある。
 ただ私は、あくまで私個人は、「勉強しておいて損はない」だけの感情で勉強内容を決めたくないと思った。これから先、もしかしたら役に立つかもしれないという可能性のために、今時間を使いたくない。もし必要になったらその時に勉強する。「あの時勉強しとけばよかったなぁ」と思うかもしれない。けれど、そう思う可能性を回避するために今時間を使いたくないとやはり思う。
 復職後、今の部署でちょっとは役に立つかもしれない。けれど私はそもそも異動したい。異動先で経理やITに関する仕事を担当できるかもしれない。けれど私は窓口に立ちたいので、積極的にその選択はしない。もし私の意志に関係なくその担当になったとしたら、その時勉強したらいい。今の選択にきっと後悔はしない。そう思ったのだ。(余談だが、先日母と哲学について少し語り合うことができ、母の哲学はもしかすると「得をしたい」かもしれない、という話があった。「家庭菜園の目的とか姿勢とかが私とは違うと感じてたんだよねえ」と母。その哲学からいくと、「今後、何かの役に立ちそう」というのは、勉強の動機に成り得るような気がする。)

〇勉強時間をつくりたい

 以前、死ぬまでにやりたいことを考えたときに、「私はずっとなにかの勉強をしていたいんだ」と気付いた。そこで、ちょうど「お金の勉強の延長」で「今度、何かの役に立ちそう」な簿記三級というものが頭に浮かんだ。
 ずっとなにかの勉強をしたい、という思いは、探求心やわくわくを満たしたいという、私の得たい感情に繋がっている。そのため、今後も勉強時間はつくりたいと思っている。


何を勉強するか

〇もちろん、家庭菜園のこと

 この記事からはじめて私の記事を読んでいただいた方もいるかもしれない中、もちろん、というのはおかしな表現かもしれないが、あえて言おう。もちろん、勉強したいのは、家庭菜園のことだ。それは今、私が一番興味のあることだから。つまり、今一番探求心やわくわくを満たせる勉強だから。
 もともと、家庭菜園の勉強について、友人から借りた本やkindleで購入した本をじっくり読む時間がほしいなぁと思っていた。しかし今までその時間がなかった。朝のルーティーンの読書タイムには、図書館で借りた本を消化する時間に充てている。また、読書タイムの趣旨は勉強とはすこし違う。そんな感じで、実は家庭菜園に関する本を読む時間がまったく取れていなかったのだ。このことは私にとって少し不満だった。
 本当はもっとゆっくり家庭菜園の本を読んで勉強したいし、家庭菜園に関する動画を見漁りたい。けれどその時間が取れていない。勉強時間は簿記、読書タイムは図書館の本、でもどちらを二つ以上にするのはキャパをオーバーしてしまいそう。しかし今回簿記の勉強を思い切ってやめた。結構思い切った。だって一応、三週間以上毎日勉強してきたから。けれどそのおかげでできた勉強時間に家庭菜園のことを勉強できる。私の日々の満足度ははるかに上がるだろう。

〇NHKラジオの英語もやめた

 2025年1月5日より、朝の作業中にNHKラジオの英語を流していたのもやめた。英語を勉強するのも、「今後、何かの役に立ちそうだから」という理由が大半を占めていると気が付いた。そしてその時間には、ジャズを流そうと思う。もともと1月5日まで、朝はジャズを流していた。以前、「5感×5つの好きなもの(5感×5つの好きなもの|nuts)」という記事でも紹介したとおり、私はジャズが好きだ。理由は落ち着くから。特に目的意識のない英語を流すよりは、ジャズを流して心を落ち着かせた方が、得たい感情に近づくと考えた。私は日々を落ち着いた、安心した気持ちで過ごしたい。もしくは、NHK+で「やさいの時間」を流してもいいなぁ、と思っている。週に一度のルーティーンとして検討。


まとめ

 簿記の勉強も、NHKラジオの英語を流すのも、私としてはやめるのに結構思い切った決断だった。もちろんルーティーンは、こうしてよく入れ替わりが行われているが、簿記の勉強やNHKラジオの英語ははじめた当初、結構長く続ける予定でいた(理由は上記のとおりだったが)。けれどきっとこの決断に後悔はしないだろう。自分の好きなこと、やりたいこと、過ごしたい感情で満たされている日々は、きっと幸せで満足度が高い。
 このように私のnoteでは、自分のやりたいことや好きなことを模索し、自分にとっての幸せな生き方を見つけることを目標として記事を書いている。

 以上、またね~。

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