マガジンのカバー画像

悟塔雛樹の!!「つれづれなる松葉ガニ」

449
ファミコンと翻訳関係のものを除く、エッセイ一般をこちらにまとめました。表題には深い意味が……ありません。写真と動画もあるよ!
運営しているクリエイター

#トラウマ

MASTERキートンが通過儀礼を求め軍隊に志願したのは、考古学などの知見からだろう。だが戦闘でイニシエートされるわけではなく、実際に求めたのは心の成熟だったはずだ。筆者自身も幼少期から軍隊式の教育施設でしごかれたが自ら希望したわけでも何でもなく、多大なダメージを受けただけだった。

トラウマにより、トリックスター的な人格が育つという研究がユング派にあるようだ。未読だが、D.カルシェッド『トラウマの内なる世界』という本。

絶叫マシンが大の苦手だが、小学生のとき両親に無理やり乗せられて酷い目に遭った。「絶対乗らない」と約束していたのに直前で騙され、二人に挟まれた一番怖い席に。いま思えばこういうイジメにも理由があったわけだが、子供によってはショック死する。こういう「責任問える系」は珍しかったけど。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症メカニズムが東京大学などによって解明されたようだ。血液中のある遺伝子が弱まると、脳の記憶回路などが強くなりすぎて発症するらしい。薬の開発などにもつながるようで期待できる。心的外傷を負うと、なぜその遺伝子が弱まるのかも解明されないだろうか。

虐待被害者のトラウマ治療に賛同しました

詳細は以下のURLで。羽馬千恵さまは、note にも寄稿されているかた。書籍『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社・2019年)の著者でもいらっしゃいます。 https://chng.it/5Q78X6hvfL

素人ながら精神医学におけるトラウマの扱い方を見ると、随分と錯綜しているように思う。過渡期なので致し方ないが、複雑すぎる議論は問題の中核を捉えきれていない証左のこともある。天動説では、星々の動きを計算しきれなかったように。まずは患者の立場を慮った概念整理がなされるよう、切に願う。

トラウマは、自分の中でも「下手に解き放てない」もの。トラウマ保有者は、落としてはならない物を無意識に、常に抱えているのと同じ。落とさないことに、脳のメモリもCPUも力を割いているのだ。心に余裕が持てないのも、自然なことなのかもしれない。

約40年越し:児童期トラウマの言語化に挑む

前置き この記事は、特定の誰かを責めるためのものではありません。筆者が辛かった過去を清算し、現在の生きづらさをできる限り緩和するための試みです。そのためにも可能な限り主観を排し、客観的記述に留めます。 また最近、「外傷性神経発達症」(「発達性トラウマ障害」とも同義かと思われます)のHPをシェアしております。ここにも載せておきますので、合わせて御覧ください。 最も辛かった外傷体験の時期(他にも沢山あるのですが…) 具体的には、中学受験に向けての2年間です(小学5・6年)

外傷性「神経発達症」HPシェア

こんにちは。先日、YouTuber益田裕介医師の「外傷性の神経発達症」(トラウマ性発達障害)の動画をシェアしました。今回は文章ベースで構成されたHPのを貼ります。動画より文章のほうが分かりやすい方もいらっしゃる、とご意見をいただいたためです。発達障害は必ずしも、生まれつきだとは限らないということですね。 こちらです。どうぞ。

外傷性「神経発達症」動画シェア

YouTuberでもいらっしゃる、益田医師の動画をシェアします。 卵が先かニワトリが先かはまだ不明のようですが、筆者のケースはこれに該当するかと思われます。幼い頃に、客観的に見ても極端な高ストレスに晒されたため。当時のことはいずれ、主観抜きで書ければと思います。誰かを責めるためではなく、過去の辛さを清算する必要があるからです。

ジャニーズ問題にも当てはまる。トラウマ体験はひどければひどいほど、心に「封印」されてしまう。記憶・感情・思考が入り乱れ、本人自身が「こじ開け」ようとしてもできないことのほうが多い。専門用語で「断片化」という。虐待などは報告されない(できない)ものが大半だろう。承知の上なら卑劣だ。