分娩期実習行動計画の例〜分娩第3期と分娩第4期〜
*分娩第3期の定義
・胎児娩出より卵膜、胎盤の完全娩出まで
・後陣痛
*分娩第3期の観察項目・援助
・子宮復古状態
胎盤、卵膜
・産道損傷(頸管裂傷、会陰裂傷、外陰・膣血腫、尾骨損傷)の有無、検査と測定。アプガースコア。
・出血量と性状、血圧測定
・母児保温、児の呼吸・循環状態
*分娩第3期の配慮点
・産婦に異常がないか注意する。
・児の呼吸や循環状態の観察
・分娩時の発汗により身体が冷えるため温かい線毛布を掛けて保温に努める。
*分娩第4期の定義
・胎盤娩出から2時間が経過するまで
*分娩第4期の観察項目・援助
・弛緩出血、子宮頸管裂傷による突然の多量出血、腹壁・外陰部の血腫形成などの変化が起こりやすいため分娩室にて、30分ごとにバイタルサインを測定する
・分娩前期の出血量
→500ml以上で分娩時出血多量
4期に50ml/h以上は多量
・子宮底の高さ、子宮収縮状態、会陰部の清潔の確認、測定
・子宮収縮促進のため、膀胱の充満を避け排尿を促す。
*分娩第4期の配慮点
・褥婦が空腹と口渇を訴えたら軽い食事を与える。
・脱水が疑われる場合は水分摂取を促す。
・母子相互作用
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