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ナースセカンドキャリアラボ (看護師免許保有者限定)
2021年8月14日 09:47
前回まで日本の病院の8割は「民間」の医師が経営する病院で、日本は諸外国に比べ、多くの入院病床はありますが、新型コロナウイルスが蔓延して国がコロナで困っても、(※言葉は悪いですが)儲からなければ民間病院は対応してくれない=国のコントロールが効かない実情がある、という話をしてきました。ただ、これは決して民間病院が悪い、というワケではないのです。以下は厚生労働省からの診療報酬=病院の
2021年8月11日 10:49
前回まで「病院を作れば儲かる」という時代に制限なく病院が作られ、日本は諸外国と比べ、異常な入院ベッド数=病床数を持ってしまった、という話をしてきました。そこで国はベッドを減らしたいと思って色々と調査に乗り出します。まずはボコボコ増えたこの病院、誰が作ったのでしょう?という点です。下図は病院や診療所(クリニックなど)の「開設者」=誰が作ったかで分けて、数を数えた表です。国や公的
2021年8月10日 17:44
前回は諸外国に比べて日本は入院ベッド数が異常に多く、ベッド1台あたりの医療スタッフのチカラが薄い。そしてさらに少子高齢化で人口は減るし、働く人も減るので、ベッドの数を減らそう!という動きが起こっているという話をしました。改めて、諸外国と比べた入院ベッドの多さを見てください。参照元:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/16/
2021年8月6日 07:54
看護師が書く日本の医療危機シリーズ②では少子高齢化が進むのに伴い、国債が増えるのを予防するため、国は税で収入を増やしたい=消費税が増税されるだろうと言う話をしてきました。それは「収入を増やす」の話。これからは話すのは少子高齢化に向けて「出費を抑える国の施策」話をしていきます。おさらいですが、少子高齢化でこれから日本は高齢者が増えるだけでなく、人口全体もへる働き手も減る、と