原田光治|クラウドマネージメント協会

30歳で起業し、日本初のデジタル印刷機を導入。その後インターネット黎明期からデジタル広…

原田光治|クラウドマネージメント協会

30歳で起業し、日本初のデジタル印刷機を導入。その後インターネット黎明期からデジタル広告、IT研修など多角化。事業創造を理念に23社設立。全国の印刷会社から成るクラウドマネージメント協会や全国の工務店から成るDX Builders Networkを組織し新規事業のサポートを実施。

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マーケティング定義刷新の裏側

今年34年ぶりにマーケティングの定義そのものがマーケティング協会にて改定されました。 この流れは、DXによりこれまでの定説であったAIDMAなどの過去の定義が通用しなくなってきていることにあります。現にGoogleは新たな次の理論を定義しています。

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    • 天気×広告テクノロジーの進化

      数年前から始まった天気に基づく広告配信サービスですが、ここに来て、かなりのテクノロジーが進化したようです。 その先頭を走るルグラン社では、これまでも天気に合わせたあらゆる情報配信サービスを展開してきています。 ルグラン社は、37万地点の天候を1時間単位で把握し、その結果をリアルタイムで分析して広告配信を行っています。 また、クライアントの商品やサービスを徹底的にヒアリングし、天候に合わせた広告表現を緻密に行うなど、非常に細分化されたサービスを実現しています。 さらに、ルグ

      • 新たなSEO時代の到来

        市場を毎日沸かしている生成型AIですが、言うまでもなく検索の世界にもGoogleを筆頭にどんどんAI化が進んでいます。 AI Overviewはすでに検索エンジンに組み込まれ、その使用が本格調査されています。 検索した時点で、自分に最適な内容が検索TOPに表示されるようになり、これまでのような検索順位を随時閲覧していくスタイルに、大きな変化をもたらそうとしています。 以下の記事にも書かれていますが、そのAIサポートが本格化すると「ゼロクリックサーチ」、つまり検索順位ごとの

        • メールマーケティングを今一度考えてみる

          多くのクライアントから「メールの開封率が向上しない」「メールでは追客が難しい」との声を耳にします。 そういった中、LINEの方が既読率が高いなどの理由でメールマーケティングを中止する企業も増えているようです。 しかし、以下Ferretの記事にもあるように、タイトルの書き方ひとつでも回避率改善はまだまだ行えます。 しかし、もっとも重要なことは、本当に興味のあるコンテンツをその情報を欲している人に適時配信できているかということではないでしょうか。 以下のTENTIAL社が取

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        マーケティング定義刷新の裏側

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          話題の小柳建設のDX戦略

          皆さんは新潟県三条市に本社を置く、小柳建設さんをご存知でしょうか。 同社はマイクロソフトの支援を受け、DXが浸透しにくい建設業界で様々なDX化による業務改善を実現し、先般、その活動を書籍にまとめ出版した企業です。 小柳建設が取り組んできたDXの主なポイントは以下の通りです。 1.ワークフローを全員で共有できる環境の構築 ⇒大幅な残業時間短縮を実現しました。 2.BIMの活用による設計作業の大幅短縮 ⇒経験の浅い人材でも一定レベルの設計が可能になりました。 ※BIMは先般メ

          中小企業のAI活用「自動発注編」

          話題に事欠かない生成型AIですが、最近、製造業での活用法に関する成功事例の問い合わせが増えています。 一般的には、FA(ファクトリーオートメーション)にAIを導入することで、自動化の効率性を高めたり、ミスをなくしたりと、各社がさまざまな角度から対応しています。 https://laboro.ai/activity/column/laboro/smartfactory/ しかし、どこも「明確な改善」はまだ先の状況であり、多大な投資が必要なことからも、中小製造業では工場におけ

          中小企業のAI活用「自動発注編」

          インバウンド市場における印刷会社の役割

          今後、急増すると思われるインバウンド市場に何らかのビジネスチャンスが無いか模索をしております。 私たち印刷業は、地域情報の適正配信及び地域活性化の支援という重要な役割を担っており、この使命を果たすためにも、インバウンド市場には積極的に取り組むべきだと考えています。 以下は、リコージャパン社が印刷業におけるインバウンドビジネスのポイントをまとめたものです。 まずはガイドブックやホームページの多言語翻訳が重要であり、それらの作成を如何に安価で検索フレンドリー(検索エンジンがコ

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          Cookie規制で再燃するLINE活用

          LINEの活用についてですが、マーケティングを積極的に行っている企業では、Cookie規制が影響しており、そのための対策が求められている旨を伺います。 また、これまでデジタルトランスフォーメーション(DX)をあまり進めてこなかった企業も、ここにきて顧客コンタクト強化に力を入れ始めているようです。 まず、Cookie規制に伴う影響は、端的にリターゲティング広告の配信困難にあります。 そちらの補完として、多くの企業が改めてLINE活用に力を入れているのが実情です。 ※以下参照く

          適小デザイン住宅が成功のカギ

          建築業界では、最近「BIM」という用語が頻繁に登場しています。 BIM、つまりBuilding Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)は、建物を3Dでモデリングし、設計、コスト、運用の情報を一元化して管理する技術のことです。 このBIM技術は、一般の住宅建築にも徐々に導入され始めています。工務店やハウスビルダーにも、ぜひ導入を検討していただきたいと思います。 2023年、新築の着工件数が5%近く減少しました。今後、この減少傾

          70代のスマートフォン利用率の上昇とマーケティングの変革

          ここ3年間で70代のスマートフォン利用者は31%増加し、60代は86%、70代は65%の人がスマートフォンを使用しています。 以前は、高齢者を主な顧客とする企業の多くがデジタルマーケティングを避けていましたが、市場の変化によりマーケティング戦略を根本から見直す必要が出てきたと感じられます。 既に、シニア層向けのオンライン通販サイトが多数立ち上がり、顕著な成長を遂げている企業も見受けられます。 さらに、オースタンス社が運営するシニア向けコミュニティサイトは、大勢のシニア層

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          ダイソーのこのサービスはすごい

          よくあるシーンですが、店舗で特定の商品を探していても見つからない場合、スタッフに在庫を尋ねますよね。 その際、よく耳にするのが「売り場になければ在庫はないでしょう」というやや冷たい反応。 このような経験は多くの方がしているかと思います。ダイソーは顧客のこのような不満を解決するために、在庫確認が可能なアプリをリリースしました。 このアプリの画期的な点は、ダイソーを含む3つのブランドが展開する約3300の店舗の、7万点にも及ぶ商品の在庫を店舗ごとに確認できる機能です。 こ

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          マーケティング業界おける「4つのR」と印刷業界での展望

          このたび、ECに関する展示会に参加した際、マーケティングの将来において中心的な役割を果たすであろう「4つのR」というキーワードを学んできました。これは以下の通りです。 - Right Person:最適なお客様へ - Right Timing:最適なタイミングで - Right Content:最適な内容を - Right Channel:最適なチャネルで これらの「4Rの概念」は以前からマーケティング業界でしばしば議論されてきましたが、生成型AIの普及により、コストとス

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          スマートハウスとスマートホーム

          ここ1年で急激に新しい住宅フランチャイズが出現していますが、それらが特に際立った特徴を持っているわけではなく、インパクトに欠けると感じています。 そろそろ、住宅業界も自動車業界のように、本当の意味でターゲットごとにピンポイントで商品構成を行う市場性になってきていると思います。 それでは今回の記事内容に入ってまいります。 ・スマートハウスとスマートホーム 工務店を運営されている方々の中で、意外にもスマートハウスとスマートホームの区別が曖昧になっているという事実が見受けら

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          クッキーレス時代のマーケティング

          完全なクッキーレス状態になると言われて2年が経過しましたが、まだ完全な状況には至っていません。クッキーレスとは、サードパーティクッキーを廃止する、つまり受け入れないことを意味しますが、一部の広告配信は依然として続いています。 ただ、そのような中でも、新たな概念である「ダイナミックリターゲティング」が市場を広げています。簡単に説明すると、この手法はファーストパーティデータ型と同様に、広告の閲覧をブラウザでなく、広告配信を行う会社のサーバーで記録し認識させることで、従来と同じよ

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          顔認証サイネージの進化

          2〜3年前から顔認証技術を利用したデジタルサイネージの商品化が始まりましたが、当初はあまり売れず市場の拡大は見られませんでした。 しかし、生成型AIの進化により、劇的な新たなソリューションが誕生し、様々なサービスが提供され始めています。NECなどからも同様の商品が発表されており、その精度は大幅に向上しているようです。 https://jpn.nec.com/delight/partnerprogram/index.html 特に、来場した顧客を識別し、瞬時にVIP客であ

          タレントマネジメントは1on1から

          ニュースでもピックアップされる機会が増えてきましたが、大学卒業後3年以内の退職率が40%近くに達している現状があります。 これからは、本当の意味での人材確保が企業にとって最大の経営課題となってくるのではないかと感じています。 ここから表題の件になります。 採用後の定着を促進するため、数年前からタレントマネジメントの考え方が浸透してきました。 タレントマネジメントとは、一人ひとりの個性や適性を把握し、最適な仕事環境を提供することを指します。この管理を具体化するために、カ

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