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【in my book_#9】 著者多数 『NHK国際放送が選んだ日本の名作 1日10分のごほうび』

上記で紹介した本と同じシリーズ。
今回もいろいろな発見があった。

江國香織「晴れた空の下で」
ささいな日常を描く文章が勉強になった。ストーリー展開も絵本のように感じ、他の著書と雰囲気が違うと思っていたら、もともとは童話作家としてデビューされたとのことで納得。

中島京子「妻が椎茸だったころ」
妻を亡くした男のはなしなのに、これは女性にしか書けないと思った。
料理のことや、娘との関係性など、こういことは男が客観的に書くことは、とても難しいのではないだろうか?
だからこそ、話の内容にグイグイ引きこまれてしまった。
フランス映画を観た後のような、日常的な満足感があった。

原田マハ「誕生日の夜」
女同士ならではの世界観を描いた作品。
男として読んでいて、とにかく未知の世界なので、おもしろい。
「女性同士の友情はこうなんだ。。。」
と、本の内容を鵜呑みにする男性は多いと思う。
それほど、男目線では日頃から気づかない「女ならでは」の人生観や関係をリアルに描かれていたので参考になりました。。。

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