![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84317407/rectangle_large_type_2_37c99a655fc5a95afe616c431b8642ec.jpeg?width=1200)
【in my book_#8】 ドリヤス工場 『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』
絵はどう見ても「水木しげる」。
だが、違うらしい。まず、そこが不思議。
昔読んだ作品をあらためてサクッと知りたい方や、タイトルだけ知っているけど読んだことがないという方におすすめの本。
活字で読むのが難しい場合は、この本を読んでから読むのもよさそうだ。
著者もそういった読み方をおすすめしている。
読み終わって、ふと気づいてしまったが、日本の小説は昔から人間の姿を深く深く追求したものが多いと思った。いま風に言うなら「エグい」のだ。
パワーワードなんか、ガンガン出てくるし、こんなこと書けるなんて、まともにこの世を生きられるのかと不安になるような作品もある。
この本に収録されている作品で「No.1エグい大賞」は、
夢野久作「ドグラ・マグラ」
もはや、原書を読むのが恐ろしくなった。
「No.1せつない大賞」は、
新美南吉「ごん狐」
小学生の頃、こんな悲しい話だったか?と記憶を疑った。
「No.1独特の世界観大賞」は、
宮沢賢治「注文の多い料理店」
これ、小学生で読んでいいんだろうか?図書館にあったけど。。。
ということで、大人も子どもも有名な文学作品が漫画でザッとわかる内容になっているので、気になった作者がいたら、この本に収録されている作品以外を読んでみるのもいいと思う。
ドグラ・マグラ。。。。読んでしまうかもしれない。