日記:どこまでも飛んでいく
『トップガン』と『トップガン マーヴェリック』を観てきた! ネタバレあります。
『トップガン』を観たことがなかったので観にいくタイミングを逸していたのだけれど、両作を続けて上映するという企画があったので、これを機にと劇場に足を運んだ。途中で休憩がなかったらどうしようかと考えていたけれど、ちゃんとあったのでよかった。極上爆音上映という音響がいい上映で観たので、エンジンの音が体に響いてきて迫力が凄まじかった。
『トップガン』は、主人公のマーヴェリックがひたすら格好よかった。自分でもよく知っている音楽が最初に流れてきたときは、この映画の影響力の大きさを思い知らされたような気がする。無鉄砲な主人公が、父への思いや相棒との別れを乗り越え、自らを奮い立たせて戦場へと赴く。王道のストーリーライン。自分が『アイアンマン』を観たときに、トニー・スタークに対して抱いた好感と、それは似ているのかもしれない。
『トップガン マーヴェリック』は、前作から大きく時間が流れたのち、マーヴェリックが教官として招聘される難度の高いミッションを描いている。時が経ってもなお無鉄砲さは変わらず、それでいて立場が変わったことによる教官としての顔も覗かせる。何より大きいのは、前作で命を落とした相棒の息子・ルースターがミッションに参加するということ。マーヴェリックは、ルースターの母から請われて彼をパイロットから遠ざけるために、過去に志願書を受け取らなかったという過去もあり、2人の間の確執はミッションにも影響をきたすほどだった。
訓練が不十分なままミッションが開始されることになり、マーヴェリックが編隊長を務めることに。危機に陥ったルースターをマーヴェリックが庇い、マーヴェリックのピンチをルースターが救い、共に苦難を乗り越えることでミッションは成功裡に終わることになる。過去を乗り越えていくその過程は、普遍的な感動を呼び起こす力がある。
あとマーヴェリックが格好よすぎる。最初のマッハ10を突破するところや、教官としてミッション候補生たちを圧倒するシーン、そして犠牲を出さないミッションプランを通すために自らシミュレーションを成功させるシーン、ルースターを庇うシーン……。なにより最後の敵基地からの脱出で、かつて駆った旧世代の戦闘機で最新の戦闘機と渡り合う場面は、マーヴェリックのエースパイロットとしての面目躍如ともいうべき熱く凄まじい展開で、ひたすらテンションが上がっていた。最高だった……。
映画がはじまるときのロゴが出る演出やスタッフクレジットが流れる部分が前作を踏襲していたのもよかった……。そういう演出いいよね……。
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