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エレコムマウスアシスタントが新しくなった

エレコムのマウスを自分好みに変えるアプリ、エレコムマウスアシスタントが新しくなりました。
早速、Ver.5からVer.6へ上げてみて良くなった点、違いを列挙しました。


はじめに

エレコムマウスアシスタントは、エレコムのマウスの機能を拡張して、自分好みにカスタマイズできるユーティティソフトです。 
※ 非対応のマウスもあるので注意(V6に上がって使えなくなったマウスもあるよう)
ボタンにキー入力やショートカットを割りつけたり、アプリごとに設定を変えて、ボタンの用途を変えられたりします。

バージョンアップの注意点

これまでは、バージョン5番台で、新しくバージョン6が配信されています。以下から入手可能です。

https://www.elecom.co.jp/support/download/peripheral/mouse/assistant/

インストーラを動かし、インストールする前に注意が必要。

バージョン5が入っていると、インストール時に、バージョン5がアンインストールされます。
設定も失われるので要注意です。

そして、バージョン5からエクスポートした設定ファイルは、バージョン6では読み込めません。

したがって…
バージョン5からバージョン6への設定は引継ぎができない上に、設定も失われてしまうので、バージョン6を入れる前に設定画面をキャプチャして見返せるようにしておきましょう。

そんな懸念もあったので業務用PCでの適用はせず、プライベートのMacで今回は適用してみました。キャプチャせずに設定はすべて失われてしまったので、最初から設定することになりました。そのおかげで設定箇所の違いにも気づけたわけですが…
Windowsの業務PCへバージョン6を入れるのはプロファイルが多いので悩んでいます。

追加された機能

設定してく中で気づいたものをまとめました。

横スクロールが追加された

待望の登場。これまで対応してなかった横スクロールに対応。
ボタン数が少ない場合どこに割り当てるか悩みますが、現状エクセルで必要なくらいなので、エクセルがアクティブ時のみサイドボタンに割り付けることにしました。

マウススクロールに機能を付加できるようになった

コロコロに機能付加ができるようになりました。
キー入力ボタン、音量の増減などシステム入力も付加できるので、使い道が広がりました。
機能付加で一番大きいと感じたのは、MacとWindowsで標準のスクロール方向が逆な問題を解決できたことです。
Macのシステム設定でWindowsライクにスクロール方向は変更できますが、MacBookの場合、設定を入れるとトラックパッドの上下の動きが逆になり、今度はトラックパッドの動きがWindowsと反対になるため設定していませんでした。
これがマウスアシスタントでスクロール方向も指定できるようになったため、Windowsと同じ方向でマウスだけのスクロール設定ができるようになりました。

Macのシステム設定でナチュラルなスクロール選択を外すとマウスとトラックパッド両方に設定されトラックパッドの動きがWidowsと逆になってしまう

2つのマウスの設定をそれぞれで動かせる

これまでは、2つ以上のエレコムマウスを使っていると、後からマウス接続したときに、どのマウスの設定を読み込むかダイアログが表示されました。
選択したプロファイルが適用されるので、二つのマウスを併用する場合に問題が起こることがありました。

V5ではプロファイルは1つだけしか選択できなかった

バージョン6からは、それぞれのマウスの設定を意識せずに使えるので、EX-Gとリラコンの併用が可能になり、より快適になりました。

キー設定時のコマンド入力が可能に

「同時押し」は単独キーの設定と、複数キーを同時押し(Ctrl+A)などを指定するこれまでの設定です。これに加え「連続押し」はコマンド入力に対応するものです。しかし、6キーまでの制限があるようで、また、修飾キーとの併用はできないようです。この点惜しいと思いました。
テキスト設定するとテキストが入力されます。

「同時押し」「連続押し」「テキスト」はそれぞれ別に設定でき、内容は保持されていますが、選択されたモードのみがボタンに適用されています。

プロファイル切替をボタンに設定可能(プレゼンテーションモード)

プロファイルはアクティブなアプリごとに指定が可能でしたが、プレゼンテーションモードの名前がプロファイル切替に変わりました。
設定されたボタンを押すとプロファイルを変更できます。
しかし、ボタン数が限られているので、プロファイル変更のためにボタンを1つ潰すのはもったいなさすぎるかなと思います。

フライングスクロール機能がなくなった

フライングスクロール機能がなくなったようです。
マウスホイールの回転数を指定すると、回転数に達した時にその方向に自動でスクロールを開始する機能ですが、意図せず発動して使い辛く、確かになくても良い機能だと思いました。

設定時困ったこと

バージョンを上げると引き継ぐ方法がないことは最初に記載した通りです。
他にも、もう少しという点がありました。

設定画面の変更

個別プロファイルの設定が画面を戻らないとできないのが少しやりにくい。
新たなプロファイルの作成で右の画面に遷移する必要があります。変更は、ボタン設定画面からプロファイル項目クリックでプルダウンメニューから切り替えられるので、初期のプロファイル作成だけではありますが。

プロファイル新規登録時は右の画面へ遷移しないといけない

アプリごとのプロファイルを他のプロファイルからコピーできない

アプリごとに全く違うプロファイルならゼロベースで作り直しでも良いのでしょうが、あるプロファイルを引き継いで、ボタン一つ変えたい場合など、元となるプロファイルをコピーできないため、最初から作り直しになります。
それが何個もあると…
バージョン5からの引継ぎもできないので、業務用PCへの適用は暇を見てになりそう。(横スクロールを使いたいのに…

設定はjsonファイルなので、エクスポートして、json上でテキスト貼り付けしたらプロファイルのコピーも可能かもと思っていますが、試す時間があるかどうか…

不具合かも

使っていて気になったこと。何かのタイミングでボタン設定を変えたところ(特にゼスチャーを設定したボタン)が、押下時はジェスチャーだが、離した時にデフォルトで指定されていた動作をする、もしくはクリックとして反応することがありました。
後述する、あったら良かった機能の、ジェスチャーボタンでボタン押下も設定される機能が付加されてるのかと色々試してみましたが、再起動すると直るので、何かのタイミングで発現する不具合と認識しました。
追記:マウスアシスタント起動後に起こるかも

あったらよかった機能

かなり良くなっているので、贅沢な話ですが、マイナーアップデートで対応できるなら実現してほしいもの。

ジェスチャーボタンに、マウスを動かさない時の動作が欲しい

ジェスチャーボタン+他のボタン の動作で別な機能を設定できればボタンの数が実質倍になります。
せめてジェスチャーボタン押してマウスを動かさなかった時の動作が設定できたら良かった。

ボタンの連続入力機能

ボタンを押しっぱなしにした時に、繰り返し入力があるとゲーム等で使いやすくなると思います。ハード側の制約があるなら仕方ないですが。

まとめ

今回は取り急ぎ、Macに設定して動作をさせてみました。
バージョン5からの機能追加でかなり便利になったと思います。
リリースしたてなので、動作が不安定なところは致し方ないと思います。
今後解消されていくことを期待します。
機能追加で可能性が広がり、今後もエレコムマウスの選択がしやすくなったと感じています。

マウスアシスタントが良くなったことで、エレコムから1/20発売される10ボタン全部入りのトラックボール(IST Pro) が発表され、購入意欲をそそられています。ただ価格がなぁ。


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