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短歌で迷子になりかけたら
数か月前、短歌をはじめたときの目標は、
「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINALで、枡野浩一さん、天野慶さんに読んでいただきたい。もし叶うなら、選んでいただけたら」
でした。
幸いにもそれが実現し、また、NHK短歌でも自作を放送していただくことができました(Rhythm名義ではないため、こちらではご報告はしていません)。
となると、今後はさらに次のステップを目指すのが自然なようですが、私は、いまの自分の短歌がそのレベルにあるとは思っていません。
なので、このギャップを埋めるというのが当面取り組むべきこと。しかしながら、それはタスクであって、目標ではありません。
歌集を編むことも、まだ影も形もないとはいえ、おそらくその延長にある気がしています。
では、自分はこれから何を目標にするべきか。
どうやら私は、考えすぎると隘路に迷い込む癖があるようです。今回もそちらに足を踏み入れかけていたところ、こんな言葉に接することがができました。
長く短歌と付き合いたい。
短歌を嫌いにならないことを重視したい。
なんだか、肩の力が抜けました。
いつもより、少し上を向けた気がします。
思えば、私の短歌のスタートが「返歌」だったのは、幸運なことでした。
創作とは一人でするもの、闇夜に藪を切り拓くものだと信じていた自分にとって、おなじ道を歩むひとがいるというのは、思いがけないあたたかさでした。
星の数ほどのいい歌見上げてるわたしを照らす月をください
信頼できる仲間と出会い、ともに創作に打ち込むことは、入選や受賞よりもずっと大切だと知ることができました。
まずは、目の前の短歌に全力で取り組むこと。
そして、少しばかりの夢をみること。
この二つを胸に抱いて、短歌に向き合っていきたい。
今日の私は、そう考えています。
いつか、また自分が迷子になりかけたときのための伝言として。