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興味は長くは続かないのだから 趣味としてのクラシック音楽

好きなもの、聴きたいものを聴こう。 そう決めました。 かねてより、西洋美術、西洋音楽どちらにも興味を持つなか、音楽にはいくつかのハードルがあると感じていました。 精度を別にすれば、美術であれば、1時間に100作品を見ることは可能です。 それによって美術史を概観することもできるでしょう。 しかし、音楽はそうはいきません。 小品でも5分前後、序曲なら8分前後が多いでしょうか。 交響曲では1時間を超えるものもありますし、オペラだと2時間でも短めです。 また、美術史は本を読

    • 2024年10月生まれの短歌たち

      10月は、投稿、A短歌会など、クローズの環境でつくった歌が多かったです。 西へ行く電車をいくつも乗り継いでブーゲンビリアに会いにいきたい 星の数ほどのいい歌見上げてるわたしを照らす月をください はじめての街に私は拒まれて押せないままの「つぎ、とまります」  (西巻真さん 短歌講座) 「昨日負けても楽しい」と言い切れるあなたが今日も勝っているから  (豊島将之九段の連勝に寄せて) もしもし。はい、サトゥルヌスです。子供ですか? そんなに言うなら食べますけれど  (第3

      • 百人一首で育って

        本格的に短歌をはじめて、半年足らず。 だというのに、なにか、ふるさとに帰ってきたような安心感と昂揚があります。その理由を探ったとき、子供の頃から親しんだ百人一首に思いが至りました。 親が好きだった影響で、おそらく小学校低学年くらいから百人一首に触れていたと記憶しています。 学研の「まんが百人一首事典」は、背表紙が外れ、ぼろぼろになるまで読んでいました。そうこうするうち、おもしろいくらいに札を取れるようになりました。 それでも、正月に遊びに来る従兄姉には、歯が立ちませんでし

        • 短歌で迷子になりかけたら

          数か月前、短歌をはじめたときの目標は、 「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINALで、枡野浩一さん、天野慶さんに読んでいただきたい。もし叶うなら、選んでいただけたら」 でした。 幸いにもそれが実現し、また、NHK短歌でも自作を放送していただくことができました(Rhythm名義ではないため、こちらではご報告はしていません)。 となると、今後はさらに次のステップを目指すのが自然なようですが、私は、いまの自分の短歌がそのレベルにあるとは思っていません。 なので、このギャップ

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          2024年9月生まれの短歌たち

          10月が終わろうとしているのに、いまごろ9月の話で恐縮ですが、今後のために記録をつけておきたくなりました。 これから、自分の短歌がどう変化していくのか、あるいは変わらないのか、定点観測していきたいと思っています。 連作「まだ透明な本」  おなじ道歩いていても気づかない言葉を摘んで星にするひと  やさしくて切ない歌を詠むひとのまだ透明な本が欲しくて  まぶしくて紅茶のカップてのひらに抱いて西日を見上げています  好きだけが好きを伝える術じゃない 知っていますが好きなの

          2024年9月生まれの短歌たち

          改めまして、自己紹介

          こんにちは、Rhythmです。 はじめましての方も増えてきましたので、改めて自己紹介です。 もっとも、noteでは個別の趣味の話は多く書いてきたものの、まとまった自己紹介は初めてだったと思います。 Rhythmと書いて、リズムと読みます。 姓名のある筆名に変えるか悩んでいましたが、少なくともネットでは、当面Rhythmでいくことにしました。 理由は、高校時代からのハンドルネームで、愛着があるから。 「藤掛廣幸ファンのページ」をはじめ、この名前で多くの方と出会い、貴重な経験

          改めまして、自己紹介

          短歌講座と、タイミングの問題

          歌人・文学者である西巻真さんの短歌講座に参加しました。 この講座は、お題をもとに短歌をつくり、西巻さんの助言のもと、試行錯誤してつくり直していくというもの。 助言といっても、押し付けるようなものではまったくなく、作り手が何を表現したいのか、ということを丹念に聞き取り、焦点をしぼっていく手法です。 初回の短歌講座では、「旅」のテーマで短歌をつくっていきました。 参加者は10名くらいでしょうか。 短歌のキャリアも向き合い方も作風も異なる人たちを相手に、リアルタイムで導いていく

          短歌講座と、タイミングの問題

          短歌のスタートラインに、ようやく立てた

          激動の9月でした。 私が短歌を始めたのは今年の6月から、すなわち「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」からと説明してきましたが、ここにきて、短歌のスタートラインに立てたのは、この9月から、さらに言えば、9月14日からでは、と思うようになりました。 9月14日というのは、「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」交流会の初日です。 それまで、たった一人で、枡野浩一さんの「かんたん短歌の作り方」だけを繰り返し読んで短歌をつくってきた私にとって、この交流会は、短歌

          短歌のスタートラインに、ようやく立てた

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(まさかの歌合わせ 編)

          受賞作の紹介、交流会の模様は、こちらの記事をご覧ください。 美味しい日向の幸をいただき、おなかいっぱいになったところで、歌合わせが始まりました。 プログラムのなかに歌合わせがあるということ、私は日向市の記者発表資料で知りました。 知っていて良かった、と思う一方、準備の仕方もわかりませんから、流れに身を任せるしかありません。 受賞者どうし、 「歌合わせって何をするんでしょう?」 「しおりには歌合わせゲームって書いてあるから、天野慶さんの57577のカードゲームでしょうか」

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(まさかの歌合わせ 編)

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(おいしい日向 編)

          2024年6月14日から7月12日まで募集された「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」にて賞をいただき、9月14日、15日の授賞式&交流会に参加してきました。 本稿では、交流会で訪れた場所、美味しいものをご紹介します。 受賞作については、こちらの記事をご覧ください。 9月14日(土)朝 宮崎空港まずは、宮崎空港に集合です。 30分ほど早めに着き、事務局の方を目で探していると、後ろに座られた方から「短歌のイベントの方ですか?」と声をかけていただきました。 初対面

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(おいしい日向 編)

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(きらめく受賞作 編)

          2024年6月14日から7月12日まで募集された「ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL」にて賞をいただき、9月14日、15日の授賞式&交流会に参加してきました。 心づくしのおもてなしをいただき、受賞者の方々と親交をあたためることができました。何にも代えがたい経験でした。 まずは、撰者の枡野浩一さん、天野慶さん、事務局の日向市の皆様に心から感謝申し上げます。 当日も御礼を申し上げたつもりですが、いただいたお気持ちの10分の1も伝えられていないと思っています。本当にありが

          ヒュー! 日向 マッチング短歌 FINAL レポート(きらめく受賞作 編)

          ときには読書の話を #名刺代わりの小説10選から

          「#名刺代わりの小説10選」をX(旧Twitter)に投稿してみました。 10作くらい簡単だろうと思っていましたが、同じ作者の作品は選ばない、というコンセプトで臨んだため、意外に苦労しました。 Xの文字数では、書名と著者を記すのがやっとでしたので、主なものについて、noteで紹介したいと思います。 ローマ人の物語 塩野七生古代ローマの建国から衰亡までを描いた大作(ハードカバー全15巻)です。 以前にnoteで注目ポイントを紹介しました。 カルタゴの名将ハンニバルとの

          ときには読書の話を #名刺代わりの小説10選から

          筆名をどうするのか問題

          noteやX(旧Twitter)では、Rhythmという名で投稿しています。 この名前は高校時代から使用しているもので、かつてBBSと呼ばれた個人サイトの掲示板で、ハンドルネームとして使っていたものでした。 Twitterでは一時期別の名前を用いたこともありましたが、やはりRhythmの方が馴染みがあることから、継続するに至っています。 私の活動範囲が狭いためか、同じ名前の方とバッティングすることもなかったですし、これまで特段の問題はなかったのですが、ここにきて困ってい

          筆名をどうするのか問題

          わたしの短歌の現在地

          私は、短歌初心者です。 振り返ると、自分がなぜもっと早く短歌に浸らなかったのか、不思議に思います。 高校の頃から、作家の川上稔さんの影響もあり、芸術は、「言葉」、「音」、「絵」の三つの要素で成り立っていると考えていました。 時間があれば本を読み、音楽を愛し、学校の美術では賞もいただいたりするなかで、もっと早くに短歌を始める機会はあったのではないか。 もし、学生の頃から取り組んでいれば、いまの試行錯誤は、もっと感性の鋭いうちにクリアできたのではないか。 そうはいっても、

          わたしの短歌の現在地

          刀を趣味にするには、ハードルが高い

          なんとなく、日本刀が好きです。 もう10年になりますが、軍師官兵衛の放送に合わせて展示された「圧切長谷部」の存在感に圧倒されました。 何が凄いのか、分からないけど何かが凄い。 言語化するための手がかりもなく、ただただその存在に引き込まれました。 以来、機会があれば美術館や博物館で鑑賞しますが、どう観れば良いのかが分からない。 東京の刀剣博物館で開催されていた「現代刀職展」に至っては、もう本当に置いてけぼりでした。 作刀、研磨、刀装、さまざまな部門ごとに入賞作品が並ん

          刀を趣味にするには、ハードルが高い

          「川のぬし釣り2」を思い出す -HPが減ると攻撃力が下がるゲーム

          こんなまとめ記事があがっていました。 まとめ記事のサマリーとしては、 ゲームバランスの調整が難しい(HP満タン時に合わせると瀕死時が厳しい、瀕死時に合わせるとHP満タン時が緩くなる) そのため、常にHP全回復が求められストレス この辺りに落ち着いたようです。 攻撃力がHPと連動するゲームとして思いつくのは、スーパーファミコンの「川のぬし釣り2」です。 昭和の日本を舞台にした、「釣り+RPG」といった趣のゲームで、単に魚を釣れば良いというものではなく、ゲームを進める

          「川のぬし釣り2」を思い出す -HPが減ると攻撃力が下がるゲーム