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2024年12月生まれの短歌たち
1月も半ばとなりましたが、12月生まれの短歌です。
ここに挙げなかった歌も含め、割合自分らしい短歌ができたかなと思っています。
「散るということ」
朝も夕もおんなじ道を通るのになんで銀杏が綺麗なんだろう
朝も夕もおんなじ道を通るのになんで銀杏が綺麗なんだろう
(短歌の文化祭大賞応募作)
銀傘に高く駒音響かせて 雲の向こうの蒼い天まで
ドアの奥にあなたがいると知っていて開けば終わることも知ってた
(フリースタイル短歌バトル《予選》詠み込みお題「ドア」)
木洩れ日にきみの睫毛のひとすじがお辞儀したこと忘れないから
(フリースタイル短歌バトル《予選》テーマ「まばたき」)
フィンランドからのサンタの封筒にAmazonギフトカードが一枚
(フリースタイル短歌バトル《予選》テーマ「無慈悲」)
蜂蜜とシングルモルトを溶かし込んだ紅茶に今夜は生かされている
(毎日短歌12/18 テーマ「紅茶」)
短歌とは胸に燈りを灯すもの ときにナイフを突きつけるもの
(「短歌とは」で一首)
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