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2024年11月生まれの短歌たち

11月はXへの掲載、投稿、A短歌会のココタンなど、盛りだくさんの1か月でした。
こちらには載せていませんが、2か月間ココタンでお世話になった皆さまありがとうございました。


「相棒はペンとノート」と笑うきみの机にそっと置いてほしくて

音楽を聴いて自分をごまかして、そうして私は生きるしかない

オペラ座の仮面の渦を抱きしめて やさしい夜の調べとともに
(単語で短歌 お題「夜」)

石像をディナーに呼んだ戯れに奈落は獲物を待ち受けている
(単語で短歌 お題「地下」)

蝶々は静かに待つと決めたから 駒鳥が巣をつくるときまで
(単語で短歌 お題「蝶」)

体温が足りない自力で賄えない 仕事をしてよホメオスタシス

アルコールランプに蓋をするように きみに「じゃあね」と告げた改札
(西巻真さん 短歌講座)


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