2024年10月生まれの短歌たち
10月は、投稿、A短歌会など、クローズの環境でつくった歌が多かったです。
西へ行く電車をいくつも乗り継いでブーゲンビリアに会いにいきたい
星の数ほどのいい歌見上げてるわたしを照らす月をください
はじめての街に私は拒まれて押せないままの「つぎ、とまります」
(西巻真さん 短歌講座)
「昨日負けても楽しい」と言い切れるあなたが今日も勝っているから
(豊島将之九段の連勝に寄せて)
もしもし。はい、サトゥルヌスです。子供ですか? そんなに言うなら食べますけれど
(第3回烏の夜食ついばみスペース付句大会「そんなに言うなら食べますけれど」)
準優勝をいただきました。
ブーゲンビリアの歌は、出張帰りの電車のなかで浮かびました。
サトゥルヌスはまさか選んでいただけると思わず、うれしかったです。
下の句を見たとき、ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」しか浮かびませんでした。
楽しいスペースでした。