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分配から選択へ

おつかれちゃんです
小学校の先生、ぬまっちこと沼田晶弘です!

夏休みも終わってしまいました。。。
保護者のみなさんにとっては、やっと終わってくれた!かもしれませんね。

はじめに。。。
月4本の記事とはいえ、毎週1本のペースをなんとなく守ってきてましたが、今回は過去イチ遅れました。今週、書こうと思います。アイディア、ネタは結構溜まってきてます。ぬまスクメンバーの皆さん、ちょっと待っててくださいね。

うちの学校では、教育実習が始まりました。
教育系大学の附属なので、実習生が1クラスに4人ほど配当されます。なので、実習生期間はその4人が代わる代わる授業をします。実習生は毎日毎日、子どもたちの様子を見て、どんな授業が興味を引くか、大学で学んだことを活かしながら、授業を考えていきます。
なのでこの期間は実習生と毎日意見交換をするので、とっても新鮮です。新しい「視座」を獲得することもあれば、埋まってしまったいた「視座」を再発掘することもあります。なので、この期間は時間的にはかなり忙しいのですが、楽しいです。

そうだ。
みなさんありがとうございます!
おかげさまで、新刊「ほめるよりすごい方法39」が重版となりました!
「ニコニコしている大人は最強の教育者」
「完璧を捨てて最強に」

などなど、子育て、教育、部下の指導などで、相手に気を使って疲れちゃうなんてありますよね。この本は、教え方や言い方ではなく、どうしたら自分がラクになるかを39のチャプターで書いています。ぜひぜひ、たくさんのたかに読んでいただいて、子育てが面白がれると良いなと思います。

さて、今日は、「分配の時代」から「選択の時代」になってきたなぁってことについて書こうと思います。

学校で生活していると「みんな平等に」「チャンスも均等」になんて言葉をよく聞きます。積極的な子も、消極的な子も。おしゃべりな子も、寡黙な子も、大食いも、少食も、みんな同じ授業を受け、同じスケジュールで生活します。

先生も、授業中になるべくみんなが発言できるように工夫します。一人ずつ順番に発表したり、順番に朗読したり。
なんなら、たくさんの挙手があったとき、あまり発言しない子を当ててします先生も多いんじゃないかな?
はい。ボクもそういう子が挙手したら思わず当てることあります

アイディアや意見を言いたい!って子どもがたくさんいても、
「(発言が)2回目だから」とか、「最近良くあたってるから」なんて理由で当てないこともある。まるで、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」みたいな笑。

これも根底には「機会の均等・平等」があるなって思います。

ボクは挙手していない子も当てたり、授業に流れが出てきたら、あたった回数にこだわらず、意見をバンバン聞いて学びを深めていくこともあります。挙手や発言回数での平等とか機会均等よりも、発言はしない子も「考えているか」を見ています。だから、子ども発言をつなげて授業を進めて、それを聞いている子をよく観察して、なにか考えてるなと察知したら、すかさずこちらから指名する。周りの方から「MC型教師」って言われるのは、このスタイルだからです。

平等や機会均等が重視される一方で、個性重視、多様性、個別最適化なんて言葉も同時に踊ります。
ひとりひとりの個性を考慮して、得意なことをいかす、苦手なことに配慮して学習を進める。

平等と機会均等、個性尊重。
難しい。。。これ全部達成って。。。

機会は均等だからと言うけど、機会は均等でも明らかに積極的な子がその機会を得ることは多いわけですよ。

待っていれば与えられて、それをこなしていく。
同じもの、同じこと、同じ条件が与えられどうクリアするか。
それでは、うまくいかないんじゃないかな。

情報もそうじゃん。
新聞やテレビから一斉に流れてくる「分配」されている情報から、ネットで検索して、自分で判断して読む「選択」になってる。

みんな「選択」の時代になっていることは気づいている。
でもまだ、根底には「分配」の意識が根深いんじゃないかな。

個性の尊重や多様性に重きを置かれている現代において、いつまでも分配されるのを待っていたら、チャンスは来ないのかもしれない。
自分から動いて、自分で調べて、周りに話しかけて、参加して。

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ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!