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カットソー生地の編地まとめ②
こんにちは。ちみです。
今回はカットソー生地の編地まとめパート2です。
パート1ではシングル編み組織を取り上げました。
シングル編み機気になるなーという方は是非読んでみてください。
パート2ではゴム編み機で作ることができる編地を紹介します。
ダブル編み機はシングル編み機よりも針が上と下にある分
編み組織が多いかつ編み構造が複雑になっております。
まずダブル組織とは何を指すかですが編み針列が2列になっていて
編地の見た目が裏と表がほぼ一緒の編地になるものを指します。
組織によっては表裏がはっきりしているものもあります。
編み機をみるとわかるのですが上と下に針が設置され
上下の針で編まれています。
少しかっこつけるとシリンダー針とダイヤル針です。
ぐっとテキスタイル業界感が強くなります。
編み機も大きく分けるとゴム編み機とスムース編み機があり上と下にある
編み針の出現のする場所によって分けられています。
1.フライス編み
そもそもなのですが日本国内で使われている編地の名前は
外国の商談ではほぼ使えません。
フライスとか天竺とか言っても
「WHAT?」
で終わりです。
フライスはカタカナ表記なので外来語なのかもしれませんが
一切通じません。後述するテレコも同様です。
そんなフライス編みですがカットソーのゴム編みを指します。
1*1のゴム編みで裏と表が同じです。
ぱっと見天竺に似ていますが天竺よりも厚手で、カーリングと言って
くるくる丸まることもありません。
更に両面が編地になっているため斜行という編み目のゆがみも起きません。
2.テレコ編み
フライス編みと編み方は一緒なのですが編むために機械に入れてある針を
何本かおきに抜き取り編地に凹凸感を出した編地です。
まず上針を2本抜いて下針は入れたままにする。
次に上針を2本入れたままにして下針を2本抜く。
すると編地がある部分とない部分が発生し凹凸感が出てきます。
互い違いになっていることを関西地方方面の言葉でテレコと
表現するそうでそこからテレコ編みと呼ばれています。
今回はカットソーのダブル編みの中のゴム編みについて紹介しました。
厳密にいえばまだゴム編みの中に畦編みやミラノリブなど
ほかの編み組織はあるのですが今回は2組織について紹介しました。
次回はダブル編みのスムース系の編地についてです。
ちみでした。